受験ライフをサポートする 進学情報誌 さぴあ

さぴあは、進学教室サピックス小学部が発行し、内部生に配布している月刊誌です。

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2025年度中学受験  サピックス小学部第36期生/受験体験記

進学校 豊島岡女子学園中学校

遥か遠くの合格

Y.Mさん

 「絶対落ちた」これは、すべての学校の受験後に私が必ず言った言葉だ。算数か国語が好調だった代わり、理科と社会が壊滅的にできなかったのだ。だが、私の勘はものすごく鈍い。また、切り替えて臨めたことで合格を頂けて、今、なんだか安心している。
 私は、元来真面目な人間ではない。だが、6年生の夏期講習の授業で算数の平面図形が全問不正解だった時には、のんきな自分でもあせった。そのうえ、得意だった国語がテストでよくできなくなったことも私を絶望に導いた。また、豊島岡の過去問で32点、洗足の過去問で22点をたたき出した時にはもう無理だと確信したぐらいだった。そこで、国語では不自然な日本語を使い文字を節約し、内容を詰め込んだり、理科・社会・算数では過去問直しノートや知識ノートなど、プリントをとにかくはりつけたものをつくったりしたことで、苦手だった算数や理科もがんばれるようになった。
 また、合格後、事件もあった。まさか豊島岡と広尾どちらにも受かると思っていなかった私はどちらに行くか迷ったのだ。受かったのに号泣したものの、先生にご相談し、結局豊島岡に進学することにした。
 ここからは、豊島岡を受ける方に向けて書こうと思う。(私は「合格」の2文字が1月でも遥か遠くにみえてたまらなかったが…)

①立体の切断は何回もやる。(たくさんやるとなんだかうまくできるようになる)

②算数では1番、2番は落とさない。

③国語は記号ばかり。記号は難しいので覚悟をする。記述は文字制限ありの練習をする。

④理科は化学、物理計算を過去問から抜き出してやりまくる。

⑤社会は本文中からヒントを見つけ出す。

 最後に、私を合格に導いてくださった方々に向けて、本当にありがとうございました。そして、皆さんも自分の志望校合格に向けてがんばってください! 豊島岡で待ってます!

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