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安達 美裕 さん
(2026年卒業)
東京科学大学生命理工学院1年
興味のある脳科学を追究するために、東京科学大学に進学しました。優秀な学生たちと切磋琢磨する毎日ですが、中高でのたくさんの経験が、役立っています。
「やってみよう」と動けば
誰もが何かのかたちで輝ける
―帝京大学中学校を志望したきっかけは何でしたか?
安達最初は親に連れられて、学校のことをあまり深く知らないまま文化祭を見にきました。当時、ほかにもいくつか学校を見て回っていたのですが、そのなかでいちばん「楽しそうだな」という印象を受けたのがこの学校でした。特に生徒たちが手掛けていた装飾や企画が凝っていて、小学生のわたしでも純粋に楽しめる雰囲気があり、「ここなら楽しく過ごせそうだな」と思い受験を決めました。入学してから、イメージどおりの温かい雰囲気を感じたことも覚えています。先生方はいつでも親身になってくださり、先生との距離が物理的にも心理的にも近く、何でも相談できる安心感がありました。
―6年間で特に心に残っている行事や活動を教えてください。
安達高2の文化祭で取り組んだクラス劇と、有志で結成したバンド活動がいちばんの思い出です。劇の制作では、脚本をめぐって先生と意見がぶつかり合うこともありました。でも、お互いに「より良いものを作りたい」という一心で本音をぶつけ合った結果、最後には全員で結束してやり遂げることができました。また、わたしは高校からギターを始めてバンドを組んだのですが、文化祭のステージでトリを務めることができました。実は、もともとわたしは人前に出るのが苦手で、クラスのみんなの前に立つだけで震えてしまうほど内向的だったのです。けれど、比較的規模の小さなこの学校には、日々の活動のなかで、「やってみよう」と動くと、良くも悪くもスポットライトを浴びてしまう場面がたくさんあります。劇やバンドでの活動で、そうした機会に一つひとつ向き合っていくうちに、いつの間にか人前で自分を表現することが苦ではなくなり、大きな自信につながりました。
―卒業後は東京科学大学に進学されました。なぜ理系の道を志したのですか?
安達中学入学時は完全に文系人間でした。そんなわたしが理系、それも東京科学大学をめざすようになったのは、この学校の数学の授業がとにかくおもしろかったからです。先生の教え方もユニークで、単に解き方を覚えさせるのではなく、「なぜそうなるのか」という論理の組み立てを重視して教えてくれました。授業の雰囲気も自由で、「座席」という概念がほとんどありませんでした。先生を囲むように生徒が集まったり、一つの机を3人で囲んで議論したりと、みんなで楽しみながら数学を突き詰める環境がありました。そうした経験を通じて、数学という教科の本質や楽しさを知り、理系の道へ進む決意が固まったのです。
大学入試に向けてのサポート体制も心強かったですね。東京科学大学の入試は数学の配点が高いので、先生に何度も相談し、的確な指導やアドバイスをしていただきました。直前期の大学別対策講座では、数学で心が折れそうになることもありましたが、各教科ともに最後まであきらめずに取り組みました。結果的に英語で高得点を取ることができ逆転合格をつかみ取れたのも、先生方のきめ細かなフォローのおかげです。
小規模校ならではの安心感と
着実に積み重ねられる学力
―帝京大学中高ならではの魅力はどこにあると感じますか?
安達コンパクトな学校だからこその機動力と温かさだと思います。1学年120人程度という規模なので、先生は生徒一人ひとりの声にしっかりと耳を傾けてくれる環境があります。先生との交換日記のような「学習計画表」を通じて、学習の偏りまで把握してもらえるのも、本校ならではの強みです。毎朝の「朝講座」など、学習習慣と基礎学力を定着させる仕組みが次々と実行されますし、先生方のアイデアもすぐに形になります。たとえば、毎日のように数学の課題が出る「デイリーミッション」は、担任の先生の発案で導入されました。また、生徒が「やりたい!」と言ったことに対して、先生方が「やってごらん」と柔軟に背中を押してくれるのも、この学校らしいところです。
―現在の大学生活や、将来の目標について教えてください。
安達わたしはテレビドラマの影響で脳科学に興味を持ち、その分野を学べる東京科学大学に進学しました。脳の病気で苦しんでいる人の役に立てるような研究をしたいというのが今の目標です。周りには非常に優秀な学生が多く、ハイレベルで刺激的な毎日ですが、人と深くかかわり、みんなで工夫して良いものをつくるという中高時代の経験や、地道に学習を積み重ねる姿勢が、今の自分の土台になっていると感じます。
―最後に、受験生にメッセージをお願いします。
安達帝京大学中高は、「人間関係」という一生の財産を得られる場所です。大規模な学校のような派手さはないかもしれませんが、小規模校だからこそ、自分たちで何を突き詰めるかを考え、仲間と高め合える濃密な時間を過ごせます。もし、今の自分が少し内向的だったり、自信がなかったりしても大丈夫です。誰もが何かの役割を担って活躍できるポジションがあると思います。温かい先生や仲間たちに囲まれて過ごす6年間は、きっと皆さんの想像以上に自分を大きく成長させてくれるはずです。ぜひ、この温かい学校の門を叩いてみてください。