中2で参加した英国語学研修が転機に
伊藤帆南さんが香蘭を志望した決め手は、校風が自分に合っていると感じたことでした。「バザーを訪れたとき、在校生が誰に対しても優しく接していました。自然が多く、自由で伸び伸びと過ごせそうな雰囲気にもひかれました」と話します。加えて、立教大学に推薦で進学できることも魅力の一つだったそうです。
入学後に大きな転機となったのが、中2で参加した英国での2週間のサマースクール。「英語の授業を楽しいと感じていましたが、実際に海外で過ごしてみて、英語がより身近なものになり、『話せる』という感覚をつかむことができました」
高校生のときはコロナ禍で活動が制限されてしまいましたが、できることを見つけてみずから行動するのが伊藤さんのモットーです。高校生が朝食のオリジナルレシピを考案して実際に調理する「食withレシピ甲子園」に高2で出場し、最優秀賞にあたる文部科学大臣賞を受賞。ヒルダ祭(文化祭)では高校の3年間、有志のグループでダンスを披露しました。さらに、高3では中1生をサポートする「BIG SISTER」を務めるなど、学校生活を楽しみながら幅広い経験を積みました。
大学生経営者としてカフェをオープン
進路を本格的に考えるようになったのは、高校に入学したころです。中2の海外研修での経験と、弁当店を営むご両親の影響で、立教大学の経営学部国際経営学科をめざすことを決意し、勉強に励みました。
一方で、伊藤さんは大学生の経営者になるための歩みも進めます。実家の弁当店に併設するスペースでカフェを経営することを計画し、立教大学への推薦が決まった高3の9月から動き始めました。大学生活と両立するためには、まとめて仕込みができる焼き菓子がよいと考え、イギリスのスコーンを扱うことにしました。
そして、大学1年の8月にカフェをオープン。スコーンの仕込みは伊藤さん自身が行っていましたが、初めはどのくらい売れるかまったくわからず、試行錯誤したそうです。「デパートの英国展に出店するという目標を立て、高いクオリティーのものを作れるように努めました。最終的に英国展に出店でき、多くの人に知ってもらえたので、達成感がありました」と笑顔で語ります。
この春、飲料メーカーに入社した伊藤さんは、「これまでの経験を生かして、海外のマーケティングに携わりたい」と意欲を見せます。受験生に向けては、「学校選びは自分に合うかどうかを大切にしてほしいと思います。ぜひ香蘭に足を運んで、温かい雰囲気を感じてください」とメッセージを送りました。
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中高時代は料理部で活動。高2のときに「食 withレシピ甲子園」に出場し、文部科学大臣賞を受賞
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カフェを訪れた後輩たちに文化祭に向けてアドバイス。卒業後も母校とのつながりは続いています
香蘭女学校中等科・高等科
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