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スクール情報

2026年7月号から転載

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灘中学校・灘高等学校

第80回灘校文化祭 5月2日(土)・3日(日・祝)

「Polaris」をテーマに一人ひとりが輝く文化祭

正門前では記念撮影をする人の姿も。終日多くの人が詰め掛けました

毎年恒例の灘中学校・灘高等学校の文化祭が今年も5月に開催されました。ステージイベントをはじめ、展示や体験企画など盛りだくさんの催しが2日間にわたって繰り広げられました。灘校生の熱い思いがあふれる文化祭は今回も大盛況でした。

広く一般に開放され、誰でも自由に出入りできる灘校の文化祭。小学生が楽しめる企画がたくさん用意されているので、毎年多数の子どもたちやその家族が詰め掛けます。編集部が訪れた1日目は土曜日で天気がよかったこともあり、朝から校門前には入構を待つ列ができていました。とはいえ、流れはとてもスムーズです。校門を入ってすぐの受付では、校内マップやイベントのタイムスケジュール、展示ブースの説明をまとめたパンフレットを配布され、来校者はこちらをガイドにして校内をめぐります。

第80回となった今回のテーマは「Polaris」です。「北極星」という意味で、夜空を回る星たちの中心に位置しています。輝く星々のように灘校生一人ひとりが輝いて文化祭をつくり上げるとの思いを込めているそうです。

テーマのとおり、学校のなかは数々の星がきらめくような企画がいっぱいです。こいのぼりが元気に泳ぐ中庭のステージでは、灘校一の“美少女”を決める「Ms.灘コンテスト」をはじめ、鍛え上げた筋肉を競う「筋肉王」、本格派ありコスプレありのダンスイベント「ODORIBA」などが次々と行われ、お祭り気分を盛り上げます。2階や3階の校舎内にまで観客があふれ、声援を送ったり、一緒に体を動かしたりと、小さな子どもたちも夢中になっていました。

青空の下でにぎやかに繰り広げられた中庭のステージイベント。観客も一緒になって盛り上がりました

本館、東館、中学棟、高校棟、研修館などの校舎では、各クラブや同好会が工夫を凝らした展示が待っています。毎年大人気の鉄道研究部のブースでは、迫力満点の鉄道ジオラマを間近で目にすることができます。線路周辺の建物や駅舎までリアルに再現されていて、鉄道好きにはたまらない展示のよう。食い入るように見ている子どもたちが大勢いました。

レゴ©︎同好会のブースも人気で、こちらのブースにも見学を待つ人の列ができていました。教室二つを使った広い会場に、部員たちが作った作品を展示。今年のメイン作品は世界文化遺産の姫路城です。設計から実に数か月をかけて完成させたそうです。総パーツ数は5万を超え、見学する人たちからは「どうやって作ったの」「すごくきれい」という声が上がっていました。ほかにも豪華客船クイーンエリザベス号やテムズ川に架かるタワーブリッジなどの大型作品が並び、見学者を圧倒していました。

書道同好会や文藝同好会、美術同好会も負けていません。いずれも部員の力作が展示されていて、大人顔負けのすばらしい作品をじっくりと鑑賞することができます。囲碁部やオセロサークル、将棋部のブースでは部員との対戦が人気を集めていました。初心者の子どもがルールを教わりながら将棋を指していたり、年配の方が笑顔で碁を打っていたりと、それぞれに勝負を楽しんでいる様子が見られました。

理系クラブのブースも大いににぎわっていました。物理研究部では、物理に関するさまざまな事象を部員が実際にデモンストレーションしながら紹介。説明を交えながらの演示に子どもたちの目はくぎ付けでした。体験型企画をいくつも用意していたのは生物研究部です。ホタルイカやアサリの解剖、タマネギの細胞観察など、部員のサポートを受けながら解剖をしたり、顕微鏡をのぞいたり。部員によるサイエンスショーやライブ解剖も多くの人を集めていました。

体験型の企画では、地学研究部によるプラネタリウムや砂金採りにも順番を待つ列ができていました。砂金採りでは、水槽の中からふるいを用いて砂金を採る方法を部員に教わって一人ずつ挑戦。採れた砂金は持ち帰れるので、みんな真剣な表情で砂金を探しています。スライムサークルによるスライム作りにもたくさんの子どもたちがチャレンジしていました。好きな色を選んで自分だけのスライムを作る企画で、できたスライムはお土産になります。作った後もオリジナルカラーのスライムで遊べるのが人気の秘密のようです。クイズ同好会では、ペーパークイズのほか、早押しクイズを実施。子どもも大人も集中し、正解をめざしてボタンを押していました。

五月晴れが気持ちいいグラウンドでも楽しい催しがめじろ押しです。鉄道研究部によるミニ電車は人がまたがって乗ることができる大きな鉄道模型で、1周150mの線路の上をゆっくり走行します。運動部によるブースでも、ボールを投げて的を狙うストラックアウトのほか、輪投げ、スーパーボールすくい、射的など、子どもたちに大人気の企画がにぎやかに繰り広げられています。

両日とも校内をめぐるキャンパスツアーが30分ごとに実施され、こちらにも多くの来場者が参加。生徒の説明に耳を傾けながら学校見学を楽しんでいました。完成度の高い作品や見応えのある展示、楽しい体験企画に華やかなステージ、生徒の皆さんの心のこもったおもてなし。灘校の魅力がたっぷり詰まった文化祭は今年もたくさんの来場者の笑顔であふれていました。

  • 手作りの顔出しパネルも人気で、記念撮影を楽しむ来場者の列ができていました

  • 灘校生のガイドで校内をめぐる、終日開催されたキャンパスツアーも好評

  • グラウンドの一角はまるで縁日のよう。スーパーボールすくいや射的を子どもたちが楽しんでいます

  • グラウンドを走るミニ電車。「出発進行」の掛け声とともに線路を一周。鉄道研究部の部員が運転士です

  • 迫力満点の鉄道ジオラマ。細かいところまで作り込まれた鉄道研究部の自信作

  • スライムを材料から作る体験コーナー。好きな色を選んで、自分だけのスライムが完成

  • 地学研究部の人気企画「砂金採り」。やり方を教わりながら水の中から砂金を採ります

  • チェスが初めてでも体験対局できるチェスサークルのブース

  • 書道同好会では部員の手による掛け軸や屏風、皿などを展示。見応えのある作品が並びます

  • レゴR同好会の今年のメイン作品は、世界文化遺産の姫路城。精巧さと美しさに驚かされます