外部の講師を招いたプログラミングの授業
本物のロボットが動く様子を間近で観察
ロボット「ナオ」を動かすアプリの実際の画面が、スクリーンに映し出されています
「だれでもサイエンス」は、年に5回程度、放課後に行われている希望者対象の授業です。液体窒素などを使った本格的な実験や、校舎の3階から卵を割らないように落とすためのプロテクターを紙で作る「エッグドロップコンテスト」などが実施されています。
この日は、中1~3の希望者を対象にした「ロボットプログラミング入門」を見学。講師はプログラミングのプロである三菱総研DCSのお二人です。その傍らに並んでいるのは、2足歩行ができるロボット「ナオ」。講師が話し掛けると、ナオが自己紹介してくれました。
スクリーンにロボットを動かすアプリの画面が映し出されると、動きを示すボックスが線でつながれているのがわかります。生徒は画面を表した紙のワークシートとロボットの動きを示すボックスのカードを使って、プログラミングのシミュレーションを体験します。
一つ目の課題は「ジェスチャーをする」。グループで話し合いながら、ジェスチャーのボックスのカード1枚を選び、スタートからストップまで線でつなぎます。そのプログラミングを実行すると、実際にナオが動きました。二つ目の課題は「早口ことばをしゃべった後にジェスチャー」。ことばをしゃべるには、何をしゃべるのかを決めるボックスと、しゃべる動作のボックスの二つが必要です。加えて、早口にするには、しゃべる動作のボックスで速さを設定します。次は「早口ことばをしゃべりながらジェスチャー」という同時並列処理に挑戦。この場合の線のつなぎ方は二つあり、どちらも同じ動きをしますが、無駄な処理が含まれず、見たときにもわかりやすい書き方のほうがより適切だと講師が解説しました。その次は「早口ことばを繰り返してからジェスチャー」。最初にカウンターというボックスを置き、何回繰り返すか条件を入れることが必要だと説明されました。
最後に、一人の生徒がナオと手をつないで歩く体験をしました。ナオの腕を少し下げて手をつなぐとゆっくりと歩き、手を真上に上げると止まります。
シミュレーションでプログラミングしたものと同じようにアプリで指示を出すと、ロボットが実際に動くという様子を間近で見ることができました。参加した生徒たちは、ロボットの反応に笑ったり驚いたりしながら、授業を楽しんでいたようでした。
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グループで話し合いながら、ナオの動きに合うようなプログラムを組んでいきます
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生徒が手をつなぐと、ナオはゆっくりと一歩ずつ前に進んでいきました
インタビュー
生徒の興味に応えてくれる環境で
学外のコンテストでも成果を発揮
小磯康平先生とH.Sさん(中2)
─今回の授業の目的や特徴を教えてください。
小磯先生中学生向けの三菱総研DCSのプログラムは、約3年ごとに実施しています。「プログラミングはこういうもの」という仕組みをわかりやすく教えてくれる授業です。本物のロボットがプログラミングによって動くのを目の前で見られる機会はなかなかないので、生徒たちには貴重な体験になると思います。
─なぜこの授業を受けようと思ったのですか。
H.Sさんぼくは理科がいちばん好きで、数学も得意ですから、理系の進路に進みたいと思っています。そのなかでどういう分野に進むのか、いろいろなことを経験して決めたいと考えているので、プログラミングの授業にも参加してみました。
─実際に授業を受けてみて、どのような感想を持ちましたか。
H.Sさんこれまでもプログラミングに興味はあり、仕組みも何となくは知っていましたが、本格的なロボットが目の前で動く様子を見たのは初めてでした。思ったよりも人の動きに似ていると思いましたが、同時に二つの動きをするのは人にはないことなので、「そうなるんだ」と感動して、おもしろさに気づきました。
小磯先生今回のプログラミングは自由度が高いものです。一つひとつの動きを組み合わせると、工夫次第で複雑な動きにすることもできます。このような仕組みをプロの方に教えてもらえると、生徒の創造力も豊かになっていくと思います。
─ほかにも、プログラミングに親しむイベントなどはありますか。
小磯先生本校にも小さなプログラミングロボットが10台ほどあります。そのロボットを使い、コースのとおりに進むように生徒がプログラムを組んで、いかに速くゴールできるかを競うレースを昨年実施しました。今年も9月に行う予定です。
H.Sさんぼくも昨年参加しました。初めに基本的なプログラムの書き方を先生に教わり、この指令を出したら次はこの指令、というようにプログラムを組んでいきました。先生方が細かい点まで準備してくださったので、生徒は思い切り楽しめました。
─受験生にメッセージをお願いします。
小磯先生生徒が主役の学校です。生徒が興味を持ったことがあったら、3Dプリンター、ロボット、養蜂など本物に触れさせて、可能なかぎりやりたいことを実現させています。興味を持ったことを実現したい人は、本校でその興味を深めていって、社会に出たときに必要になる力を身につけてください。
H.Sさん入学前に学校説明会などで聞いた話は「本当かな?」と思うこともよくあるのですが(笑)、光英VERITASの「理科教育に力を入れている」「先生が生徒に寄り添う」という話は本当でした。ぼくは今年、「サイエンスキャッスル研究費2026ものづくり0.THK賞」に応募し、その企画が採用される10組に選ばれました。「コンテストに参加したい」と相談すると、先生や友だちが全力でサポートしてくれたので、何の不安もなく取り組むことができました。授業もおもしろくて、いろいろなことに興味を持たせてくれるので、ぜひ入学して、やりたいことに挑戦してください。
光英VERITAS中学校・高等学校
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