先輩・後輩のつながりを大切に
海外研修への意欲を高めていく
同校の海外研修は中3から始まりますが、その準備段階として、中1・2では新潟県で4日間のイングリッシュキャンプを実施します。10人ほどのグループに分かれ、ネイティブスピーカーのキャンプリーダーと自然体験をしながら、体を動かして英語を使います。担当の先生は、「生徒たちは『思ったよりも聞き取れた』『自分でも返答できた』などと手応えを感じているようです」と話します。中1での目標は「英語が聞けた、使えた」という成功体験を得ることですが、中2では後輩を支える役割も加わります。「中2が中1を助けたり、リーダーシップを発揮したりする姿も見られます」とのことで、学年を超えて支え合う同校らしい文化が、こうした場面にも表れています。
その経験が、中3以降の海外研修への意欲につながります。研修は中3・高1対象のカナダ(初級・中級)、高1・2対象のオーストラリア、ニュージーランド、フィリピンなど、英語力に応じて段階的に挑戦できる仕組みとなっています。すべてのプログラムが2学年合同で行われるのは、先輩・後輩の縦のつながりも大切にしているからです。
自然のなかで体を動かしながら英語を使うイングリッシュキャンプ
海外で学び、生活し、
多様な文化に触れて成長する
各プログラムでは、現地の中高生がバディとなり、一緒に学校生活を送ります。また、ホームステイ先では他国の留学生と生活を共にすることもあります。
そうした経験を通して多様な文化に触れ、日本との違いを実感することも大きな学びです。たとえば、水事情の違いからシャワー時間が限られていたり、洗濯が週1回だったり、日本では当たり前と思っていた生活習慣が通用しない場面もあります。また、カナダ中級では30か国以上の生徒と合同授業を受けます。「積極的な海外の生徒に圧倒されることもありますが、参加するだけでも大きな挑戦です」と先生。
さらに、同校では「自国の文化を伝える力」も重視しています。事前に、自己紹介だけでなく、日本の生活や文化についても英語で説明できるように準備します。ホームステイ先でふるまうために、お好み焼きや肉じゃがを作る練習をして参加する生徒もいるそうです。
帰国後の発表会では、生徒たちの成長がはっきりと表れます。「出発前は自信がなかった生徒が、自分の経験を整理し、後輩にアドバイスする姿を見ると、大きな成長を感じます」と目を細める先生は、受験生に次のようなメッセージを送ってくれました。「本郷はチームでみんなを応援する学校です。教員だけでなく先輩も支えてくれます。挑戦したい気持ちが少しでもあるなら、本校で、ぜひチャンスを生かしてください」
現地の生徒と共に学び協力する機会も多いオーストラリア研修