受験ライフをサポートする 進学情報誌 さぴあ

さぴあは、進学教室サピックス小学部が発行し、内部生に配布している月刊誌です。

さっぴーの社会科見学へ行こう!

施設見学 飛行機の整備について学べる ANA Blue Hangar Tour にやってきました!

1 お話し会場

男の子 「へえ、見学ツアーは整備部門の紹介から始まるんだ。映像を交えながら、ガイドさんがANAの整備システムについて教えてくれるよ」

女の子 「会場は座席指定で、各席にはカラフルなヘルメットが置かれているよ。ツアー中はこれをかぶって、その色ごとに10人単位で行動するのね」
男の子 「あ、解説がスタートした。なるほど、ANAの整備部門は五つに分かれているのか。工具の管理といった、サポート専門のチームまであるんだ。すごいな!」
女の子 「整備部門は『e.TEAM ANA』って呼ばれているんだって。『e』は『engineering(エンジニアリング)』の『e』で、全員で『e=いい』をめざしているんだ。かっこいいね!」

2 格納庫(3Fデッキ)

女の子 「さあ、格納庫に移動よ! 連絡通路を進むとゲートがあって、見学者はここで保安検査を受けるのね。格納庫は特殊な場所だし、危険物のチェックは欠かせないよね」

男の子 「このゲートを抜けた先にあるのが…。おーっ、第1号格納庫だ! 建物のサイズは幅230m、奥行き100m、高さ42mで、飛行機が最大で7機も入るのか。広いなあ」
女の子 「飛行機自体が大きいし、床のラインに沿ってまっすぐに入れないと、ほかの機体が入らなくなるのね。時には、所定の位置に飛行機を入れるのに、40分くらいかかることもあるんですって」
男の子 「駐機が済んだら、いよいよ整備だ。フライトの前後に毎回行う点検から、5~6年ごとの重整備まで、整備にはいろいろな種類があって、担当者は24時間態勢で働いているんだね」

発見空港が発展すると大田区も大きくなる

 羽田空港がある大田区の面積(61.86㎢)は、東京23区のなかで最大。以前は世田谷区(58.05㎢)が最大だったけど、羽田空港の4本目の滑走路を造るために沖合の埋め立てが進み、1992年に世田谷区より面積が大きくなったんだ。その大田区の面積のうち、約1/4が羽田空港の敷地なんだよ。

3 格納庫(1Fフロア)

男の子 「フロアに降りてみよう。ひゃあ、間近で見ると、特にエンジンは迫力満点だよ。これは1987年からANAで使用されているボーイング767のエンジンで、羽根の部分は頑丈なチタン合金なのか」
女の子 「こちらの2011年に就航したボーイング787だと、羽根はもっと軽くて丈夫な炭素系の複合素材。エンジンも進化しているのね」
男の子 「進化しているのはエンジンだけじゃないよ。ボーイング767からは、パイロット2人での乗務となったんだって。それまでは、パイロット2人と航空機関士1人の計3人で乗務していたそうだよ」
23年1月号 さっぴーの社会科見学へ行こう!:
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