受験ライフをサポートする 進学情報誌 さぴあ

さぴあは、進学教室サピックス小学部が発行し、内部生に配布している月刊誌です。

最新中学入試情報

2023年度中学受験  サピックス小学部第29期生/親子で歩んだ 受験の軌跡

進学校 聖光学院中学校

苦尽甘来 ―― 受験サポート体験記

W.Jさん お子さんの名前 Kくん

 息子をサピックスに入室させたのは、3年生の初めでした。友だちから、「とてもすばらしい塾がある」と聞き、息子の将来を考え、「ぜひ、難関校に入学させたい」と思い、入室を決めました。
 3年生のときは偏差値が50台でしたが、まぁ~大丈夫だろうと思い、特に気にしませんでした。新4年生の最初の組分けテストで、いきなり偏差値が40台に下がり、新型コロナも猛威を振るい始め、オンラインで行われた保護者会では、「偏差値が60台の上位クラスに入らないと、難関校入学は厳しい」と聞いて驚きながらも、どうすれば偏差値を上げられるか、インターネットから一生懸命に情報を集めました。
 ちょうど4年生から、本格的に理科・社会が加わり、まず理科・社会は絶対に遅れさせてはいけないと考え、勉強のフォローを始めました。
 4年生のとき、社会は教材どおりに、家庭学習や復習もやりましたが、テストでは見たことがない問題が出ると聞き、白地図帳と市販のサピックス地理カードを追加し(5年生では歴史カードも追加)、すべての教材も1回復習するだけではなく、マンスリーテストや組分けテストのときも再復習しました。「ブラタモリ」「ダーウィンが来た」、大河ドラマ、クイズ番組などを録画して見せました。すると息子は、社会の奥深い世界に引き込まれていきました。
 理科は教材の問題をすべて解き、マンスリーテストや組分けテストのときも解説の赤字部分を重点的に再復習しました。
 算数と国語が弱い分、理科と社会を反復復習することで、なんとか4科平均偏差値を60台にキープできました。
 本番直前も、算数は過去問の合格者平均点に届かず、その分を理社の点数で補う必要があると考え、SS特訓の問題を再復習しました。こうして、念願の第一志望校、聖光学院中に合格できました。
 理科と社会は確実に点数を取れる科目なので、皆さんも希望を持ってあきらめずにがんばれば、苦尽甘来――中国のことわざのように、苦しいときが過ぎ去り、楽しい日々がやってくるでしょう。

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