受験ライフをサポートする 進学情報誌 さぴあ

さぴあは、進学教室サピックス小学部が発行し、内部生に配布している月刊誌です。

最新中学入試情報

2023年度中学受験  サピックス小学部第29期生/受験体験記

進学校 浅野中学校

受験の可能性は無限大だ!

Y.Mくん

 ぼくは3年生の冬に入室しました。当時のぼくの偏差値は、なんと算数が32で、国語も45でした。しかし、その後は毎日の朝のニュースが役に立ち、社会だけで飛び級し放題で上のほうのクラスまで大躍進したものの、成績は落ちていき、中位クラスにまで下がりました。成績は低迷し、春に上がれば秋に落ちるということを繰り返して、5年生のときもそれが続きました。無論、ぼくは算数・理科が本当にできなかったからです。しかし、5年生の最後に理科を総復習して得意にしました。算数もプリバートに通って偏差値を50台まで上げました。
 6年生前半は、まだ成績はあまり伸びず、高くて中位の上のクラスでした。GS特訓は一日8時間くらいあって、ぼくのいた麻布コースも人が多く、受験生の皆さんは大変だろうと思いますが、気を抜かずにがんばってください。夏になると夏期講習があります。これも夏バテしやすいせいもあり、とてもハードです。それまでに基礎が固められていない人は、この間に必ず固めてください。追いつけなくなりますよ! ぼくの場合はデイリーチェックがクラスでいちばんだめで、クラスもその間に二つも下がりました。しかし、それでスイッチが入ったのか、夏期のマンスリーテストでは好成績を収め、その勢いで上から三つ目まで上がりました。本当に夏は大事です! ぼくは先生に麻布中を薦められ、夏期集中志望校錬成特訓やSS特訓は麻布コースでした。どちらも先生や友だちがとてもおもしろかったので勉強に身が入り、特に算数は復習テストに注力しました。
 そうして秋まで良かった成績は冬になると下がり、ぼくは抜かされました。また算数、さらに国語までも落ちていきました。そして迎えた麻布の本番は、国語・社会はでき、算数・理科に苦戦しましたが、受かる実感はありました。しかし、事実は不合格。浅野中では問題を解くスピードに気をつけました。そして翌日の朝に浅野の合格を見て、安心しました。
 受験では、最後の最後まで何があるかわかりません。しかし、受験生の皆さんは「いつか良くなる」と信じて、がんばってください! 最後に先生方、本当にありがとうございました。

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