受験ライフをサポートする 進学情報誌 さぴあ

さぴあは、進学教室サピックス小学部が発行し、内部生に配布している月刊誌です。

最新中学入試情報

2023年度中学受験  サピックス小学部第29期生/受験体験記

進学校 麻布中学校

5年生から始めた中学受験

R.Kくん

 私は公立小学校に通っており、そこでのルールを守るのが苦手でした。破ると当然先生に叱られるので、苦々しく思っていました。そこに、父という悪魔が私の耳元でささやきました。「中学受験をして私立の学校に受かれば、校則などが厳しくないところに行けるぞ」。そう言われ、新5年生の2月にサピックスの入室テストを受け、入室しました。しかし、そのときは特に中学受験をするという意識はなく、ただ勉強しているだけという感じだったため、授業態度はひどいものでした。私を退塾にしなかったサピックスの先生方に感謝します。
 私は、5年生のころからあまり勉強せず、土曜日にはゲームで5時間以上も遊んでいました。父や母に叱られることもありましたが、私は反省しない性格なので、あまり変わりませんでした。6年生になってからは、土曜志望校別特訓も始まり、遊ぶ時間は少しずつ減っていきましたが、それでもゲームの制限時間を裏技で延ばしたり、学校のパソコンで動画を視聴する方法を編み出したりと、遊んでばかりいました。それでも合格できたのは、サピックスの先生に「必ずやりなさい」と言われたことはやったからです。先生のことばは信用できます。
 私が麻布中をめざしたのは、6年生の1学期の保護者個別面談のときからです。それまでは、eスポーツ同好会があるので聖光学院中を志望校にしていましたが、サピックスの先生が私の性格を分析し、麻布を推したので、めざすことにしました。
 私は、どの学校に対しても、入試直前まで受験するという実感が湧きませんでした。そのため、家でズルをして遊んでいたことがありましたが、父からずっと、「サピックスの授業に集中することが大事だ」と言われ続けていたので、そこだけはがんばりました。授業に集中すれば、その分、家庭学習が短い時間で済みます。これはとても大切なことです。
 結果的に、受験校すべてに合格することができました。サピックスの先生方、本当にありがとうございました。

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