受験ライフをサポートする 進学情報誌 さぴあ

さぴあは、進学教室サピックス小学部が発行し、内部生に配布している月刊誌です。

最新中学入試情報

2023年度中学受験  サピックス小学部第29期生/受験体験記

進学校 麻布中学校

「いつもどおり」でつかんだ合格

Y.Kくん

 ぼくが入室したのは4年生のときでした。近くの中学校が1学年35人であることを知り、少人数での学校生活は嫌だと思ったのがきっかけです。4・5年生のころは志望校もなく、なんとなく通っていましたが、クラスが上がるのがうれしくて(下がれば悔しい)、そのために勉強をしていました。その繰り返しで夏には上位クラスにも入ることができ、成績は安定していました。しかし、6年生の夏前のテストではとてもひどい成績で、それまででいちばん低いクラスに落ち、受験をやめたい気持ちになりました。しかし、ここであきらめたらすべてが無駄になると思い、悔しい気持ちをばねにしてがんばることにしました。基礎問題を多く落としたことを反省し、夏期講習では基礎固めを意識してこつこつと取り組みました。また、苦手な理科は、寝る前に「コアプラス」で知識をつけるようにしました。
 夏期講習が終わると、みんな少し気が抜けた雰囲気がありましたが、ぼくは気を抜かないように気をつけました。国語と算数は時間をかけて思考力を磨く必要があるため、夏以降は特に力を入れました。秋からSS特訓が始まり、復習も増えたので、集中して授業を聞くことで、復習を減らすようにしました。サピックスの先生は話をほどよく脱線させて緩急をつけてくれるので、勉強しやすかったです。気持ちが乗らないときにはだらだら勉強をせず、時間を決めてYouTubeを見たり、ゲームをしたりして息抜きをしました。
 受験直前は、朝6時に起きること以外はふだんどおりに過ごしました。そのせいか、1月受験は模試を受けに行くような気分で、試験が終わってからも本番だった気がしませんでした。
 ぼくはサピックスの先生に言われたこと以外はしていませんが、それでも合格できたのは、先生の指導が的確だったからだと思います。先生の言うことを信じて取り組めば、必ずめざす学校に行けると思うので、皆さんもがんばってください。

 前の体験記 | 男子校目次に戻る | 次の体験記 

2023年度中学入試 
親子で歩んだ
受験の軌跡
男子校女子校共学校

ページトップ このページTopへ