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進学校 ▶ 海城中学校
過去問に一喜一憂しない
Y.Fくん
そのとき、ぼくは桐朋中学校を受験した帰りでした。母から海城中の合格発表サイトを見せられて、大喜びしました。
振り返ると、ぼくのサピックス生活は新4年生から始まりました。当時は受験するという気持ちはまったくなく、家庭学習にもあまり真剣に取り組んでいませんでした。そのため、コースも下のほうでした。しかし、5年生の春に「秋までにクラスが上がらなかったら、サピックスをやめさせる」と言われたことをきっかけに、勉強に本気で取り組むようになったのです。その結果、コースは真ん中より少し上に入ることができ、時には上位のコースにも入れました。6年生になり、受験が近づくにつれて志望校選びには本当に悩みました。最終的には学校公開で自分との相性が良さそうだと思った学校を選びました。志望校が決まると、その学校に合格するためにそれまで以上に必死にがんばりましたが、初めて過去問を解いたときは算数の点数が30点くらいでした。そこからSS特訓でがんばったところ、成績は上がったものの、残念ながら過去問では一度も合格者最低点に届きませんでした。それでも合格できた理由が三つあります。
①緊張がほぐれたこと。
起きたときは緊張していたが、朝からホテルのご飯を食べるか食べないかで父と母がけんかしたため、緊張がほぐれました。
②苦手な社会の知識分野をがんばった。
ぼくは社会の記号問題は得意だが、記述は大の苦手でした。そのため9月ごろはほとんどバツでしたが、先生と記述のやり直しを30回以上やったおかげで上達しました。
③運がよかった。
入試当日、海城の国語でサピックスの入試注目文章が出ました。皆さんも入試注目文章は当たるので、必ず読んでください。
皆さんも、どんなに過去問で低い点数を取ってもあきらめず、がんばり続けてください。
2023年度中学入試 親子で歩んだ 受験の軌跡 |
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