受験ライフをサポートする 進学情報誌 さぴあ

さぴあは、進学教室サピックス小学部が発行し、内部生に配布している月刊誌です。

最新中学入試情報

2023年度中学受験  サピックス小学部第29期生/受験体験記

進学校 開成中学校

中学受験を終えて

D.Uくん

 2月3日、最後の試験を終え、近くの公園で第一志望の開成中の合否を確認しました。結果は合格。算数の最後の大問に自信がなかったので、喜びより驚きのほうが勝っていました。
 サピックスに入室したのは3年生の秋。最初のほうは良い成績でしたが、次第に下がっていき、GS特訓や夏期集中志望校錬成特訓もあまり良い結果ではありませんでした。9月の学校別サピックスオープンは社会が壊滅的で偏差値40、合格可能性は30%でした。成績が悪くてもまだ先のことだと思い、あまり焦っていませんでした。そんなぼくを心配した母が、先生に「志望校を変えたほうがいいのでは?」と相談しましたが、先生は「第一志望は変えなくて大丈夫だ」と励ましてくれました。そしてSS特訓がスタートし、本格的に志望校への対策が始まりました。クラス内の順位を気にするようになり、基礎だけでなくSS特訓でやったテキストを帰宅後に復習し、質問教室に頻繁に行き、校舎でいちばん遅く帰ることもありました。1月に暇な時間が増えたときにはSS特訓のテキストや「コアプラス」、データバンクを見直しました。では、後輩の皆さんにアドバイスを。
受験生全員へ

①「基礎力トレーニング」はしっかりやりましょう。

②質問教室に行き、わからないところをなくしましょう。

③テストに一喜一憂しつつも、一喜一憂しないようにしましょう。

開成中をめざす人へ

①算数は式で部分点がもらえるので、式をわかりやすく残しましょう。

②社会や理科は高度で正確な知識が求められるため、何回も見直しをしましょう。

③SS特訓で開成中の問題を解くと、少ない問題をじっくり解くのに慣れてスピードが落ち、マンスリーテストなどで良くない成績になってしまう人もいますが、心配せずにがんばりましょう。

④テストやSS特訓の問題がそのまま試験に出るとは限りません。最後までもがきましょう。

 次は皆さんの番です。受験生活を楽しみ、合格を勝ち取ってください。祈・合格。

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