受験ライフをサポートする 進学情報誌 さぴあ

さぴあは、進学教室サピックス小学部が発行し、内部生に配布している月刊誌です。

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2023年度中学受験  サピックス小学部第29期生/受験体験記

進学校 開成中学校

番号見つけた!

Y.Hくん

 2月3日、バスの中、ぼくは開成中の合格発表を見ていた。受験番号がかなり早いほうだったので、受かっても落ちても一瞬でわかってしまいそうで怖かった。いよいよ番号を見る。緊張と興奮がまざった瞬間、と思ったら、すぐに自分の番号を見つけた。こうしてぼくの受験生活は終わった。
 ぼくがサピックスに入ったのは3年生の11月。初めは下のほうのクラスだったが、だんだん上のクラスで安定してきた。とはいえ、成績の上下はあるもので、ぼくは危機的な状況に陥ったことが二度ある。一度目は、4年生の11月。そのときは浮かれていたのか、まさかのブロック落ち。相当なショックだったので、慌てて父と勉強方法を見直した。二度目は、6年生の10月ごろ。その前後でケアレスミスが多発して、注意すべきだとは思っていたが、このときは二つもクラスが落ちてしまった。受験が近づくなかでの出来事だったので、気持ちが乱れ、何日かは勉強に集中できなかった。そのときの母の、「終わったことは仕方がない。気を取り直していこう」ということばがぼくを奮い立たせて、合格に向かわせてくれたように思う。その後、算数に伸び悩みながらも努力し、合格を頂いて、今に至る。
 このように、ぼくはいろいろと苦労したので(ほかの人たちもそうですが)、今がんばっている皆さんにアドバイスしようと思う。
 一つ目は、成績に一喜一憂しないこと。成績は2回に1回は上下するものなので、深く気にせず、がんばってください。二つ目は、落ち着いて勉強すること。ぼくはケアレスミスに最後まで苦しんだので、とても大切なことだと思う。そして三つ目は、志望校に合格したいという強い思いを持つこと。これは、自分を奮い立たせてくれます。
 2月、皆さんの心にサクラサクことを、心から祈っております。精いっぱいがんばれ!!

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