受験ライフをサポートする 進学情報誌 さぴあ

さぴあは、進学教室サピックス小学部が発行し、内部生に配布している月刊誌です。

最新中学入試情報

2023年度中学受験  サピックス小学部第29期生/受験体験記

進学校 慶應義塾普通部

努力が報われた日

K.Kくん

 スマートフォンで自分の番号を見つけた瞬間、ぼくは涙があふれた。3年間の努力が報われる日がついに来たのだ。そんなぼくの合格までの道のりを紹介します。
 ぼくは新4年生からサピックスに入りました。5年生の後期までは、成績がジェットコースターのように上がったり下がったりしながらも、自分なりに満足のできる結果を維持していました。しかし、6年生の夏期講習を目前にしてスランプに陥ってしまい、大幅にクラスを落とし、絶望しました。そのとき、今まで入っていなかった「スイッチ」が入りました。自分が置かれたクラスが自分にとって足りないところを補える場所であると気づき、毎日の復習をがんばりました。
 慶應普通部に合格するために、大切だと思ったことを四つ紹介します。一つ目は、基礎を徹底するために毎日「基礎力トレーニング」と「コアプラス」に取り組むことです。二つ目は、算数は大問数が多いので、過去問や授業内での演習で問題を的確かつスピーディーに解き進めていく練習を行うことです。三つ目は、問題文の条件を読み落とさないことです。問題文に問題を解くためのヒントが書いてあることが多いので、読み落としてしまうと致命的です。四つ目は体調を崩さないようにすることです。試験に万全の態勢で臨むことができるように、早寝早起きを心がけ、習い事の水泳をやめてからは、ラジオ体操や縄跳びをして体力を維持していました。
 入試当日は、「この学校が絶対にぼくの母校になるぞ」という強い志望校への熱意と、「受験は自分の手で自分の人生を切り開く機会だ」という先生からのメッセージを実現するのだという気持ちで試験に臨みました。面接では緊張したけれど、面接官は敵ではないと心を落ち着かせて、いつもどおりの自分の姿を見せることができました。自分自身を信じ続けた結果、ついに努力が報われました。

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