受験ライフをサポートする 進学情報誌 さぴあ

さぴあは、進学教室サピックス小学部が発行し、内部生に配布している月刊誌です。

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2023年度中学受験  サピックス小学部第29期生/受験体験記

進学校 駒場東邦中学校

偏差値29から駒東生へ

T.Sくん

 2月2日午後、ぼくは第一志望校の駒場東邦中の合格発表を見た。結果は合格。そこでぼくの受験生活は終わった。
 ぼくは5年生のとき、駒東の文化祭に行ってその明るい雰囲気が気に入り、第一志望に決めた。
 ぼくがサピックスに入室したのは5年生からだった。入室したころの偏差値は29だった。では、なぜぼくが駒東に合格できたのか。それは、塾の先生の熱心な指導があり、また「基礎力トレーニング」や「コアプラス」で基礎力を固めたからだと思う。時には勉強のやる気が出ない日もあったが、自分なりの方法でモチベーションを上げていた。
 ここからは、受験生がやっておいたほうがいいことを伝えたい。

①質問教室を積極的に利用すること。ぼくは6年生の後期から利用し始めたが、もっと早くから使えばよかったと後悔している。

②しっかりと全教科の基礎を固めること。先ほども述べたが、これを固めることができたら、いろいろな問題に応用できる。

③とにかく授業を楽しむこと。楽しんだほうが、授業の内容が頭に入りやすくなる。

④どれだけ自分の偏差値が志望校と離れていても、あきらめずに努力すること。ぼくはサピックスのテストで偏差値が50を超えたことは1回しかない。最終的な平均偏差値は48ぐらいだった。そのため、ぼくは受験では偏差値はあまり関係ないと思っている。

 試験当日、うまくいかない科目があっても、「自分がこれぐらいだったら、みんなはもっとできていない」と考えるなど、自分なりの方法で立ち直る。とにかく過ぎ去ったことは考えずに、次の科目、もしくは次の入試のことを考える。
 ぼくのサピックスオープンでの駒東の合格可能性はずっと20%で、良くても30%だった。6年生でのクラスは最高でも全体の真ん中だった。一時期、駒東をあきらめることも考えたが、あきらめずにくらいつき、合格することができた。夢は必ず現実になると信じ、最後まであきらめずにがんばってください。

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