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進学校 ▶ 駒場東邦中学校
偏差値29から駒東生へ
T.Sくん
2月2日午後、ぼくは第一志望校の駒場東邦中の合格発表を見た。結果は合格。そこでぼくの受験生活は終わった。
ぼくは5年生のとき、駒東の文化祭に行ってその明るい雰囲気が気に入り、第一志望に決めた。
ぼくがサピックスに入室したのは5年生からだった。入室したころの偏差値は29だった。では、なぜぼくが駒東に合格できたのか。それは、塾の先生の熱心な指導があり、また「基礎力トレーニング」や「コアプラス」で基礎力を固めたからだと思う。時には勉強のやる気が出ない日もあったが、自分なりの方法でモチベーションを上げていた。
ここからは、受験生がやっておいたほうがいいことを伝えたい。
①質問教室を積極的に利用すること。ぼくは6年生の後期から利用し始めたが、もっと早くから使えばよかったと後悔している。
②しっかりと全教科の基礎を固めること。先ほども述べたが、これを固めることができたら、いろいろな問題に応用できる。
③とにかく授業を楽しむこと。楽しんだほうが、授業の内容が頭に入りやすくなる。
④どれだけ自分の偏差値が志望校と離れていても、あきらめずに努力すること。ぼくはサピックスのテストで偏差値が50を超えたことは1回しかない。最終的な平均偏差値は48ぐらいだった。そのため、ぼくは受験では偏差値はあまり関係ないと思っている。
試験当日、うまくいかない科目があっても、「自分がこれぐらいだったら、みんなはもっとできていない」と考えるなど、自分なりの方法で立ち直る。とにかく過ぎ去ったことは考えずに、次の科目、もしくは次の入試のことを考える。
ぼくのサピックスオープンでの駒東の合格可能性はずっと20%で、良くても30%だった。6年生でのクラスは最高でも全体の真ん中だった。一時期、駒東をあきらめることも考えたが、あきらめずにくらいつき、合格することができた。夢は必ず現実になると信じ、最後まであきらめずにがんばってください。
2023年度中学入試 親子で歩んだ 受験の軌跡 |
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