ぼくがサピックスに入ったのは新４年生の２月でした。真ん中のコースから上下をジェットコースターのように移動し、最後も入室時と同じコースでした。その理由は家庭学習をしたくなかった（？）からだと思います。
　そんなぼくが私立の武蔵中に行くことを視野に入れ始めたのは５年生の秋以降でした。
　ぼくは時々「なんで中学受験をすることになってしまったのだろう」と悩んだり、勉強が嫌になったりしました（ぼくは最後まで漢字が特に苦手でした）。それでもサピックスの授業が楽しく、すべてのエネルギーを授業で使い、内容を全部吸収し、質問教室には３年間で２回しか行きませんでした。また、苦手な漢字でも先生に最低限指示されたことはやりました（親には勉強量が少ないと言われましたが…）。
　受験本番は自分を過剰に信じました。そして２月３日の都立武蔵高附中の後、親に私立の武蔵中の結果を見せてもらいました。ぼくは驚いたのですが、とてもうれしく晴れ晴れしました。
　最後に今後、私立・都立武蔵を受けるかもしれない人向けに、ぼくなりのアドバイスをします。一つ目は、先生の指示は最低限でよい（？）ので、こなすことです。もし指示があれば提出するようにしてください。二つ目は、算数で式などを書くことで、採点する先生に自分の解法を理解してもらうことです。三つ目は、心と身体の健康に気をつけてください。しっかり腹八分目くらいまで食べて、７～９時間は寝てください。どんなときでも、それには気をつけてください。ぼくは受験当日まで朝の日課で公園に行き、鴨を見て合格祈願しました。本番もリラックスを心がけ、間食ができるならするようにしました。四つ目に、都立を受ける人は私立武蔵のようなＢタイプの勉強をして、過去問を３年分マスターすれば大丈夫です。すべてにおいて自分とサピックスを信じましょう。
　私立武蔵で待っています。
　～祈　合格～