受験ライフをサポートする 進学情報誌 さぴあ

さぴあは、進学教室サピックス小学部が発行し、内部生に配布している月刊誌です。

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2023年度中学受験  サピックス小学部第29期生/受験体験記

進学校 武蔵中学校

ぼくの中学受験

J.Kくん

 ぼくは、幼いころから考えることが好きで、自分で解き方を考えては、正しい答えを見つける算数がほかのどの教科よりも好きだった。だから、6年生前期までのぼくの家庭学習は算数ばかりで、問題を解くというより、算数と遊んでいた。
 けれども、6年生の6月ごろから、それでは歯が立たなくなった。算数以外の教科の成績がそれまで以上に低下した。特に国語の偏差値は30台まで落ちて低迷した。さすがに焦ったぼくは、夏期講習ですべての教科をバランス良く勉強するようにした。すると、自分に足りなかった知識がどんどん覚えられて、算数以外の教科の成績も安定してきた。このとき、ぼくは第一志望校を武蔵中に変えた。全体的な成績が上がったことも理由だが、それよりもみずから考えることを要求される武蔵中の問題が、ぼくの性格に合っていると思ったからだ。それからのぼくは武蔵対策として国語・理科・社会の記述をがんばり、時々息抜きとして算数という遊びをしていた。そして、入試本番まで1か月を切ったころから、足りていなかった理科と社会の知識の総復習をした。これにより、苦手だった知識問題にも自信が持てるようになり、安心して受験することができた。
 ぼくが受験に関していえるのは、「学校との相性は重要だ」ということだ。いくら頭が良くても相性が悪いと点数は取れないし、逆に難関校であっても問題との相性が良ければ点数が取れるかもしれない。だから、まずは学校見学や過去問を通して、自分に合った学校を見つけることが大切だ。ぼくの6年生9月以降の受験生活は本当に楽しかった。これだけは間違いない。SS特訓の武蔵コースの先生方、平常授業の先生方、受付や警備の方々、そして家族に感謝したい。

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