受験ライフをサポートする 進学情報誌 さぴあ

さぴあは、進学教室サピックス小学部が発行し、内部生に配布している月刊誌です。

最新中学入試情報

2023年度中学受験  サピックス小学部第29期生/受験体験記

進学校 聖光学院中学校

苦あれば楽あり

S.Kくん

 6年生の9月、ぼくはコース落ちした。それはかなりショックで、このままではだめだと思い悩んでいた。そこから合格までどう成績を取り戻していったのか、記していこうと思う。

算数のミスの傾向を調べる。もともとぼくは、算数は得意だったし好きだった。しかしミスが極端に増えてしまい、足を引っ張るようになった。ひどいときは30点も落とし、自信がなくなってしまった。質問教室で先生に相談したら「ミスの傾向を調べて、見直しに生かすといいよ」と言われた。そこで自分のミスをどんどん書き出していくと、焦って問題を読み飛ばしたり、計算を落ち着いてできず間違えたりすることが多いとわかったので、とにかくそこを意識するようにした。また、算数の演習量を増やし、正確さを意識したら効果が出てきた。

理科の「コアプラス」をやり込む。「コアプラス」を1周し、間違ったものや怪しいものに付箋をつける。単元ごとに色分けするのもよい。付箋を見ると「やらなきゃ」と思うし、これはかなりお勧めできる。そして付箋を重点的に見直す。何周かすれば知識にはかなり自信がつく。

国語の知識ノート(間違えた知識問題を集めたノート)を何度も見直す。

1月に入ったら、社会の「有名中学入試問題集」をたくさん解く。聖光学院中と傾向が似ているAタイプの女子御三家や開成中に取り組んだ。

休憩時間に『ブラタモリ』や『ねこねこ日本史』を楽しむ。意外と勉強になるし、癒やされて息抜きになった。

 最後に、ぼくが大事だと思うこと。授業でわからないことはすぐに質問する。また、友だちの発言にも耳を傾ける。不安をためないようにしたので、直前に焦ることなく平常心で受験できたと思う。これからの中学生活、苦も楽も嬉もあると思うが、がんばりたい。
 受験生もファイト!

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