２月３日、それはぼくにとって天国と地獄を同時に味わった、奇妙な一日でした。なぜかというと、第一志望校の不合格と、第二志望校の合格を、その日の受験を終えた直後に同時に聞かされたからです。しかも、その第一志望校は、過去問では合格者平均点に達していたうえ、試験後の印象としては、一定の成果（例年の合格者平均点）を得た自信があったので、その分、ショックは大きかったのです。
　なぜ第一志望校に落ちてしまったかというと、やはり緊張だと思います。第一志望校の試験会場は、ほかとは違う空気を感じ、緊張します。
　逆に、なぜ第二志望校に合格できたかというと、前日にホテルに泊まっていたので、多少の時間の余裕があったうえ、夕食は外食をしたり、気分転換できたりと、ある程度気楽に、緊張せずに試験を受けられたことが功を奏したのだと思います。ですから、皆さんも無駄に緊張せずに、気楽に試験に臨んでください。
　最後に、受験の前日と当日はどのように過ごせばよいか、アドバイスしていきたいと思います。
①前日
　勉強は、理科・社会の細かい知識や算数の解法の見直しをよくやれば十分です。必要に応じて、国語の漢字や文法をやるのもよいかもしれません。そして、早く寝ましょう。なかなか寝つけないときは、酔い止めを飲むことがお勧めです。
②当日
　当日やることはほとんど限られています。まず募集要項を見て、試験に必要なものを（家を出る前にも）確認して、朝食は必ずとってください。そして残りの時間は、その日受ける学校の傾向に合ったものを勉強するだけで十分です。
　これを読んだ皆さんの成功を願っています。