受験ライフをサポートする 進学情報誌 さぴあ

さぴあは、進学教室サピックス小学部が発行し、内部生に配布している月刊誌です。

最新中学入試情報

2023年度中学受験  サピックス小学部第29期生/受験体験記

進学校 筑波大学附属駒場中学校

「合格する」という思い

R.Oくん

 2月5日、午後3時過ぎ、128個の受験番号のなかから自分の番号を見つけたとき、自然と涙があふれてきました。5年生のころから望んでいた筑波大附駒場中に合格したときの喜びは、ことばでは言い表せないものでした。
 サピックスに入室したのは、2年生の冬。そのころは志望校を決めていなかったので、受験勉強をしているという実感はそれほどありませんでした。
 転機となったのは、5年生でした。筑駒の自由な校風や進学実績にあこがれ、入学したいと思うようになりました。
 しかし、そのころの総合偏差値は65前後で、合格可能性は30%でした。苦手な算数が足を引っ張っていたのです。そこで、試行錯誤を繰り返し、6年生の夏からは【三度復習】を始めてみました。それは、「問題を解く(1回)→誤答の解説を理解→再び解く(2回)→正答なら時間を空けてまた解く(3回)」というものです。この効果が、徐々に算数の偏差値に表れました。
 さらに、筑駒は各教科とも100満点なので、理科・社会が得意だったぼくは、その2科目で算数を補う作戦をとりました。その結果、総合偏差値が67を上回るようになっていきました。
 参考までに、筑駒合格に向けて実践していたことを教科別に書いておこうと思います。

算数…筑駒は途中式で点数を稼げるので、「絶対に何か書く」ことを心がけて演習問題を解く。

国語…記述対策として、要点をまとめ、簡潔に書く練習をできる限り行う。

理科…出題頻度が高い物理の計算問題は、志望校対策プリントを徹底的に解く。

社会…重要ワードを何度も書いて頭に入れる。

 「筑駒に合格する!」という強い思いがあれば、必ず合格できます。2月3日の試験終了まであきらめず、がんばってください。
 最後に、ぼくの中学受験のために全力で支えてくれた家族、そしてサピックスの先生方、本当にありがとうございました。

 前の体験記 | 男子校目次に戻る | 次の体験記 

2023年度中学入試 
親子で歩んだ
受験の軌跡
男子校女子校共学校

ページトップ このページTopへ