受験ライフをサポートする 進学情報誌 さぴあ

さぴあは、進学教室サピックス小学部が発行し、内部生に配布している月刊誌です。

最新中学入試情報

2023年度中学受験  サピックス小学部第29期生/受験体験記

進学校 早稲田中学校

勝負は本番

S.Nくん

 ぼくの受験で感じたことは「勝負は本番」ということである。勝負は本番だと思い続けたことが、ぼくの受験での勝因だったと思う。
 ぼくは新4年生の2月からサピックスに入った。4年生では少し地理の勉強をないがしろにしてしまい、6年生になってから苦労した。だから、これから受験する皆さんには「4年生だから大丈夫」などと勉強をおろそかにせず、出された課題一つひとつをしっかりとこなしていってほしい。そうすれば、その努力はいつか必ず報われる。これはとても難しいことだが、がんばってほしい。
 5年生になると通塾日が月・水・金とよりハードなスケジュールになるため、家庭学習をこなせる自分なりのリズムを作っていってほしい。そのリズムをつかめれば、とても強い武器となるだろう。
 次に学んだこととしては、「嫌いと苦手は違う」ということだ。ぼくは社会が苦手でいつも嫌いだからと言って逃げ出してしまっていた。そんなとき、塾の先生はぼくに「嫌いだから苦手であるという考え方は間違っている」とおっしゃった。ぼくはそのことばを素直に受け止め、それからは嫌いだったとしても得意になれるように努力した。すると、見事に社会の成績が伸びた。このことばは中学生になっても大切にしていきたい。
 そしていちばん大事なのは、本番への意識である。本番での自分の力を最大限発揮するためには、慣れが必要なので、塾の一つひとつのテストに全力で取り組んでほしい。もし塾のテストの出来が悪かったとしても、勝負は本番であるので、最後の最後まで全力でやり切り、絶対にあきらめないでほしい。そうしたら、必ず自分に合った学校に導かれると思う。
 それではこれから受験する皆さん、がんばってください!! 早稲田中で待っています!!

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