ぼくの思い出は三つあります。
　一つ目はサピックス入室初日の授業のことです。ぼくはそのとき、小学校以外で授業を受けるのは初めてで、知らない人の隣に座って学校の授業よりも難しい問題をやることを不安に思っていましたが、いざ実際に授業を受けてみると、先生の教え方が上手で、おもしろく、楽しい授業が受けられ、もっと勉強をしたいと感じました。
　二つ目は夏期講習やＳＳ特訓です。初めて夏期講習やＳＳ特訓を受けたときは、いつもの授業よりも長くて集中力を保てませんでしたが、何回も授業を受けていくうちに、集中力が続くようになり、より積極的に授業に参加できるようになりました。
　三つ目は受験本番の前日です。ぼくは受験をすることが今までの塾での学習の成果を試されることであるため、とても緊張して本番の朝まで寝られませんでした。でも本番では実力を出し切り、早稲田大高等学院中に受かることができました。
　このほかにも、家族や塾の先生、自分と同じ中学校を受験する人など、思い出はたくさんあります。ぜひ受験当日になったら思い出を振り返り、落ち着いて本番を迎えるとよいと思います。これから受験をする人は受験を自分だけのことだと考えずに、勇気を持ってがんばってください。