私は、２月３日の午前の試験を終えたその足で、小学校に登校した。クラスのみんなに「お疲れさま」と温かいことばで迎えられたとき、私の受験生活はとうとう終わったのだと実感した。
　第一志望校への合格切符を手にしたこの日、見える景色が昨日までと全然違っていた。放課後、友だちが公園で遊ぶ約束をしているなか、私は塾に行かなければいけなかったこと、大好きなダンスも休まなければいけなかったことなど、今までいろいろなことを我慢してきた。でも、その我慢は最高のかたちで報われた。
　私がサピックスに入室したのは４年生の夏期講習。その入室テストで取った驚異の国語１３４点を卒業まで上回ることはできなかったが、私の武器は最後まで国語だった。しかし、算数はとても苦手で、４年生の理系科目の授業の日は、塾に送ってくれる母の自転車の後ろで「行きたくない」と泣いていたのを今でも覚えている。そんな私が第一志望校に合格できたのは、サピックスの先生方のおかげだと心から思っている。
　サピックスで学んだ日々において、やってきてよかったことをここで伝えたい。

①毎日「基礎力トレーニング」を必ずやる。

②授業で解けなかった問題は、印をつけて解けるようになるまで何周もする。

③年代ごとの事柄をまとめたノートを作る。

④土曜志望校別特訓・ＳＳ特訓の単科講座で配られる、「知識の50題」「確認テスト」を何周もする。

　今これを読んでいる皆さんのなかには、いろいろなことを我慢しながら受験勉強をしている人もいるかもしれない。しかし、その我慢は必ず結果となって表れる。それを信じて、最後まであきらめずにがんばってください！
　青山学院中で待っています。