受験ライフをサポートする 進学情報誌 さぴあ

さぴあは、進学教室サピックス小学部が発行し、内部生に配布している月刊誌です。

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2023年度中学受験  サピックス小学部第30期生/受験体験記

進学校 広尾学園中学校

自分で決めた学校

M.Fさん

 「え、落ちたの…」
 2月2日の夜、私は小さいころからあこがれていた第一志望校であるフェリス女学院中の不合格の画面を見ていました。フェリスの学校別サピックスオープンでは2回とも合格可能性80%だったので、まさかというショックが大きく、結果を受け入れるのに時間がかかりました。算数の試験の終了時間を10分間違えてしまったので、ミスが多くなってしまったのだろうか。ずっとフェリスに行けるイメージを持っていたのに。
 ただ、その直前に第二志望校である広尾学園中に合格しているのを画面で見ていました。広尾学園に受かったのはうれしかったものの、そこに入学するということにすぐに理解が追いつかず、戸惑っていました。しかし、父が広尾学園の資料を見せてくれ、いいところを説明してくれました。広尾学園にはやりたいクラブがある。先輩たちもいろいろなことにチャレンジしていそう。広尾学園のイメージも固まるようになりました。
 数日後、フェリスから繰り上げ合格の連絡がきました。親からは、行きたいほうを選んでよいと言われました。小さいころからフェリスをめざしていたのだから、当然フェリスに行くと親たちも思ったでしょう。そこで私は、フェリスのどこが気に入っていたのかをあらためて考えました。それは家から歩いて行けるほど近く、身近な学校だったからです。でも考えてみると、広尾学園だとクラブなどで自分のやりたいことがもっとやれそう。最終的に、広尾学園のほうが自分に合っているのではないかと思い、そちらに行くことを決めました。
 この経験から、私が学んだことが二つあります。
 一つ目は「自分に合った学校を選ぶこと」
 二つ目は「受かった学校が自分にとっていちばん大切な学校になること」
 この二つが、私がいちばん伝えたいことです。
 私がこんな経験をできたのは、すべて勉強を教えてくれたサピックスの先生方と、環境を整備してくれた両親のおかげです。サピックスの先生方や両親にはとても感謝しています。今までありがとうございました!!

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