ぼくは新３年生のときにサピックスに入りました。実は、下から２番目のクラスにぎりぎりで入ったことを覚えています。そこからサピックスの教材にずっと取り組み、徐々にクラスを上げ、最後の６年生では、上から３番目にまで上がりました。まあ、そのように最初はできなくても、努力を少しずつ重ねたことによって、クラスアップにつながりました。
　ついに迎えた２月１日の第一志望校の本番。国語・社会・理科はそれなりにできたのですが、中学受験でいちばん肝だといわれている算数が想像以上にやられてしまい、合格か不合格か際どくて、かなり心配になりました（実は、ぼくは渋谷渋谷中熱望者です）。２日も得意の理科・社会がやられてしまって、また際どくなりました（算数は１日よりはできました）。
　２月３日の午後には、ほとんどの中学の合否がわかりました。その結果はこちらです↓
　１日校……渋渋×　三田国際中○
　２日校……渋渋×　広尾学園中×
　３日校……慶應中等部一次？
　まあ、これでかなりの精神的ダメージをくらいました（本当に悔しかった）。
　しかし、４日にもらった慶應中等部一次合格が大きな力を与えてくれて、ぼくは５日の慶應中等部二次と渋渋の３回目に立ち向かうことができました。６日の午後３時45分に学校から帰ってきたら、母と妹が「合格、おめでとう！」と言ってくれたので、「あー、慶應中等部に受かったのか」とうれしくなりました。そこで、中等部まで合格発表の掲示板を見に行きました。自分の受験番号を見つけたときは、がんばってきて本当によかったと思いました。後輩たちに言いたいのは、「努力は絶対に裏切らない」ということです。がんばれば、必ず報われます。
　今まで支えてくれた人たち、本当にありがとうございました。