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最新中学入試情報
進学校 ▶ 東京都立小石川中等教育学校
自分の花を咲かせるために
M.Kさん
サピックスを信じてよかった。すべての受験を終えて、私はそう思いました。3年間のサピックス生活。友だちに誘われ4年生から通い始めました。受験を意識し始めたのは5年生の後半で、私が掲げた志望校は、雙葉中と都立小石川中等教育学校です。
GS特訓から雙葉の問題を意識し、夏期集中志望校錬成特訓で過去問に触れ始めたことで、SS特訓で出される問題が解きやすくなってきていることを実感しました。
しかし、私は算数が苦手で、国語の半分の偏差値を出したこともありました。そこで6年生の1年間は、週に1回、わからない問題をすべて解く日をつくりました。自分の実力では「捨て問」といえるような難度の高い問題にも、解き方がわかるようになるまで取り組みました。雙葉の算数は記述で部分点があるので、解き方を導き出す力が点数につながると思ったからです。初めは歯が立たなかった過去問でしたが、この方法で算数の苦手意識を克服し、12月に解いた10年分の過去問は、すべて合格最低点をクリアできるようになっていました。受験直前期は、就寝時に社会・理科の「コアプラス」を母と復習しながら寝落ちする生活でした。
2月1日の入試当日、算数を全問解答でき、なおかつ数分時間が余って見直しもできました。サピックスオープンでは合格可能性20~60%の間でしたが、ずっと雙葉をめざして取り組んできた自分を信じて、「自分はこの学校にふさわしい」と思いながら試験を受けました。結果は、合格。母に手渡された桜咲くスマートフォンの画面。あの瞬間はずっと忘れません。
2月3日の都立小石川の適性検査は、先の合格のおかげで心に余裕を持って臨むことができ、合格でした。都立対策について先生に相談したとき、「サピックスで対応するので大丈夫」と言っていただき、信じて取り組んできた結果です。適性検査の対策としては、解いた過去問を定期的に先生に提出し、添削していただきました。私立と都立では出題傾向が異なるとはいえ、記述ばかりの都立小石川の問題は雙葉の記述に通じる部分もあり、この2校は並列して対策できたように思います。
努力によって、苦手は得意に変えられる。この自信を胸に、自分の花を咲かせていきたいと思います。日々の学習は、もはや私の生きがいとなっていました。先生方、家族、共にがんばった友だちに、心から感謝しています。
2023年度中学入試 親子で歩んだ 受験の軌跡 |
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