「たぶん、無理だから」
　私はそう前置きして合格発表を見ました。すると、桜色の画面とともに「合格」の文字が目に飛び込んできました。しばらくは驚いて叫んでいましたが、だんだんと喜びが込み上げてきました。
　私がサピックスに入室したのは３年生の９月でした。最初の授業では、周りの計算の速さについていけず、泣きそうになりました。
　しかし、４・５年生では成績の上下を繰り返しながらも上位コースを維持できました。今振り返ると、このときにもっと基礎を固めておくべきでした（滑る）。
　そして、６年生になると土曜志望校別特訓やＳＳ特訓が始まり、演習をすることが増えました。すると、私は４・５年生のときのしっぺ返しをくらい、苦手な算数のプリントで０点を取ったこともありました（友だちに笑われました）。
　さすがに焦った私は、次のことに取り組みました。

●ＳＳ特訓の単科講座で間違えたところを何度もやる。

●「基礎力トレーニング」で過去に間違えたところを見直す。

●授業の解説動画を見て、理解を完全にする。

　そうしてあっという間に入試本番が近づいてきました。１月に入ると、さすがに教室の空気が緊張してきて、私は友だちと「やばいよー」と連呼していました。
　私は１月に受けた３校のうち、２校から合格を頂けました。でも、第一志望校の渋谷幕張中の一次は不合格（転ぶ）。これには落ち込みました。しかし、先生方からアドバイスをしていただき、すぐに２月２日の二次へと切り替えて、特に理科・社会に重点をおいて取り組みました。
　そのかいあってか、２月には、受験した２校はどちらからも合格を頂き、念願の渋幕生になれました（桜咲く）。本当にうれしいです。
　最後になりましたが、私の受験を応援してくれた家族、先生方、友だち、本当にありがとうございました。後輩の皆さん、祈・合格。