受験ライフをサポートする 進学情報誌 さぴあ

さぴあは、進学教室サピックス小学部が発行し、内部生に配布している月刊誌です。

最新中学入試情報

2023年度中学受験  サピックス小学部第30期生/受験体験記

進学校 渋谷教育学園渋谷中学校

奇跡って起こるんだなぁ

C.Kさん

 私の受験は、4年生から始まりました。学校の友だちが行っていたからという軽い理由でサピックスに入室しましたが、最初はそこそこの成績が取れていたものの、すぐにペースを崩し始め、目標も定まらないまま、とうとう6年生になってしまいました。その後もまったく火がつかず、とても焦っていました。成績は定まらず、最後のクラス分けでは真ん中付近のクラスとなりました。でも、やっと火がつき始めました。それは、私がこれまでで最もがんばって、そして楽しむことができた受験直前期の冬期講習です。友だちとわいわいしながらも、今まででいちばん努力しました。その結果、1月入試では、ぎりぎりだった浦和明の星中に合格することができました。
 そして迎えた緊張の2月。必死に合格をめざしてきた志望校は不合格となってしまいましたが、その数時間後、豊島岡女子中に合格することができました。このときは本当にうれしく、家族で大喜びしました。しかし翌日になると、不合格の悔しさを強く感じる自分がいました。「どうせなら、あこがれはあったけれどあきらめていた学校を最後に受けよう」と思い立ち、これまで合格する見込みもなく、受験すら想定していなかった渋谷渋谷中の第3回への挑戦を決めたのが2月4日。なかばあきらめの気持ちで倍率12倍の波へ飛び込んだ2月5日の渋渋受験でしたが、その翌日、合格発表にはなんと私の番号がありました。信じられず、5回も6回も確認しましたが、やっぱりありました。志望さえしていなかったのですが、やっぱりあこがれの渋渋。そこへ行く権利があるなんて。今も信じられません。
 受験を終え、「この学校に行きたい」という気持ちが大切だと思いました。そして、受験を楽しむこと! 渋渋の入試でも苦手な理科をおもしろいと思って解くと、自然に楽しくなり、波に乗ることができました。
 最後に、家族とサピックスの先生方、ありがとうございました。また、すてきな友だちにもたくさん出会うことができました。励ましてくれた友だちにも「ありがとう」と伝えたいです。つらいこともあったけれど、すごくすてきな経験になりました。

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