受験ライフをサポートする 進学情報誌 さぴあ

さぴあは、進学教室サピックス小学部が発行し、内部生に配布している月刊誌です。

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2023年度中学受験  サピックス小学部第29期生/受験体験記

進学校 田園調布学園中等部

最後まで信じてくれた先生と私

A.Wさん

 私は3年生の秋からサピックスに入室しました。最初のクラスはだいたい真ん中あたり。当時は第一志望校である田園調布学園中には、十分合格できそうな偏差値でした。
 しかし5年生になり、社会に新しく歴史が追加されてからは社会が足を引っ張り、今まで得意だった国語もしっかりと点数を取れなくなってしまいました。
 6年生になってからもその状況は変わらず、もともと勉強が嫌いだった私は、すっかり塾に行きたくないという気持ちになっていました。しかしそんなとき、ほとんど毎回クラスの担当だった理科と社会の先生からの励ましや、おもしろい授業のおかげで、塾を楽しいと思えるようになりました。苦手な社会の平常授業では、ほぼ毎回呼び出されましたが、その結果、夏期講習の年号のテストで最初は150点中20点台を取っていた私でも、最後は150点中147点を取ることができました。その後も理科と社会の先生は、体調や勉強面で励ましや心配をよくしてくださり、合格しようという気持ちが高まりました。
 そして時間はあっという間にすぎ、2月本番、最初のときから第一志望校は変わっていなかったので田園調布学園中を受けました。しかし、合格可能性が80%を超えていたにもかかわらず、1日目・2日目ともに不合格でした。そんなとき、先生から電話がかかってきて、「最後までがんばって、あなたならできるから」と言ってくださいました。期待しているから、あきらめないでほしいという先生の気持ちがとても伝わってきました。
 結果的に私は田園調布学園中に3回目で奇跡的に合格しました。それは先生が最後まで励まし、信じてくれていたからだと考えます。
 受験では受ける学校に関係なく、励まし、最後まで信じてくれる仲間と家族、そして先生が大切です。サピックスで手に入れた学力と周りを信じてがんばってください。

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