受験ライフをサポートする 進学情報誌 さぴあ

さぴあは、進学教室サピックス小学部が発行し、内部生に配布している月刊誌です。

最新中学入試情報

2023年度中学受験  サピックス小学部第29期生/受験体験記

進学校 東京女学館中学校

渋谷の白鳥になるために

C.Sさん

 「合格おめでとうございます」
 大好きな学校のホームページに咲いた、小さくて大きな桜。母と叫び、父も涙目になり、弟も喜んで、家族4人で初めて大喜びした瞬間でした。
 私が入室したのは、4年生の夏です。合格点を5点超えのスレッスレ合格。つまり、いちばん下のコースでした。しかし、やる気を出すこともなく、だらだらと勉強していました。だから、コースも多少しか変わりませんでした。そして6年生になり、担当の先生が私についてくださいました。その先生は、5年生の夏からよく私を見てくださっていた先生でした。まず、特になかった志望校を決めようと言われ、中学受験案内を買いました。お菓子を片手に私は、制服一覧を見ていると、きらきらに輝いた制服が目に入りました。大きなシルクの青のリボン。渋谷の白鳥、東京女学館中です。制服や学校を知れば知るほど、大好きになりました。ここに行きたい! 先生も良い学校と言ってくれました。それでも、結局、模試で合格可能性80%を取ることはありませんでした。1月の受験校にも落ちてしまい、不安が高まり、最終授業日に質問教室で相談しました。
 2月1日の午前中、第一志望校の東京女学館で緊張して唇を無意識にかんでしまい、青紫色になっていました。2日は他校を受験し、午前と午後の両方で合格を頂きました。しかし、2日の夜に1日午前の結果を確認すると、不合格でした。リベンジは翌日。先生と今日やること、明日やることを話して、少し安心しました。3日は東京女学館を受け、受験終了。手応えは2日目に近かったけれど、とても心配でした。午後5時、震える指でクリックし、冒頭に続きます。今ではパンフレットを見過ぎて、ページどころか生徒会の方の名前も言えます。まさに推し活! 東京女学館生ライフが楽しみです。最後に、担当の先生はじめ先生方、受付の方、警備員さん、ありがとうございました。後輩へ、祈・合格! サピックス大好き!

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