受験ライフをサポートする 進学情報誌 さぴあ

さぴあは、進学教室サピックス小学部が発行し、内部生に配布している月刊誌です。

最新中学入試情報

2023年度中学受験  サピックス小学部第29期生/受験体験記

進学校 女子学院中学校

あきらめない気持ち

A.Tさん

 私は、姉がサピックスに通っていた影響で、3年生から通い始めました。その当時は受験する意識はほとんどなく、家庭学習もあまりやっていませんでした。そのため、いちばん下のクラスが多く、授業が楽しかったので、ただ通っているだけでした。4年生の最初のテストで、上から3番目のクラスに入ることができましたが、その後の成績は安定せず、ジェットコースターのように激しく上下し、それは5年生や6年生になっても続きました。それにもかかわらず、第一志望校は姉が通っている女子学院中に決めました。私は算数がとても苦手だったので、家庭学習は算数が中心となり、ほかの3教科は最低限のことだけやるという感じでした。そのため、次第に理科も苦手になってしまいました。
 さらに、6年生の10月ごろからは算数がスランプに陥り、基本的な問題でミスをするようになりました。志望校を変えることも考えましたが、SS特訓の仲間たちと女子学院に通いたい気持ちもだんだん強くなり、とても焦りました。最後のサピックスオープンでも結果が出ないなかで、まずは1月の受験校合格を目標とし、父のアドバイスで、標準的な問題が多い栄東中の過去問に集中的に取り組み、基本的な問題は必ず正解できるようにしました。理科も苦手な単元を基礎から復習し、解ける問題を増やしました。そうすることで、なんとかスランプを脱出することができました。
 2月1日の女子学院の入試では、苦手な算数と理科に手応えがなかっただけに、2日の併願校の入試を終え、迎えに来た母から女子学院に合格したことを聞いたときは、初めは信じられず、とてもうれしかったです。
 成績が下がっても志望校をあきらめずに努力したこと、先生や家族の励まし、SS特訓の仲間の存在が私を合格に導いてくれたと思います。私を支えてくださった皆さまに感謝します。これから受験する皆さんもサピックスを信じて、あきらめずにがんばってください!

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