受験ライフをサポートする 進学情報誌 さぴあ

さぴあは、進学教室サピックス小学部が発行し、内部生に配布している月刊誌です。

最新中学入試情報

2023年度中学受験  サピックス小学部第29期生/受験体験記

進学校 女子学院中学校

大切な居場所

S.Tさん

 2月1日。机に荷物を置く。脱いだコートには、受験番号のシールを貼るそうだ。「シール?」。机に受験番号のシールを発見。「これか!」とはがしたが、びりっ。破けてしまった。「あれ?」。破けたシールの番号が、私の受験番号と違う。「ここ、私の席じゃないじゃん!」。担当の先輩に伝え、自分の机に座ったが気持ちが落ち着かない。リーンゴーン。荘厳なチャイムに驚いて、ますます落ち着かない。どうしよう。試験開始まで残り5分。
 結果として、私は第一志望校である女子学院中に合格することができました。それは、サピックスでたくさんの問題を解いてきたため、本番で問題を解き始めて、すぐに落ち着くことができたからだと思います。積み上げたものが役立ったことは感慨深かったです。ほかにも役に立ったことを一部、紹介します。

先生の指示を素直に聞く(課題の優先順位やアドバイスには従うことが大事です)。

先生が大事なことをすべて黒板に書くわけではないので、耳も使い、集中して授業を受ける(5年生のとき、理科の授業をぼーっと受けていたせいで苦労しました)。

雑でもいいから紙に書いたり、音読したりして覚える(先生は「五感のうち二つ以上を使うとよい」とおっしゃっていました)。

【女子学院をめざす人へ】

4科目のバランスは大事です。私も本番で得意な国語と算数に手応えがありませんでしたが、理科・社会で挽回することができました。

算数はケアレスミスで点数が下がってしまいます。できそうにない問題は捨てて、なるべく見直しをするようにしましょう。

どの科目もとても時間が短いですが、焦って失敗しないように気をつけましょう。できそうな問題から解くことも大事です。

 最後に、受験はつらいものだと思っていました。ところが受験勉強はとても楽しく、サピックスは私を癒やしてくれる大切な居場所でした。後輩の皆さんもがんばってください!

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