私は３年半の受験生活を通して友だちの大切さを学びました。
　最初、塾では学校のようにお友だちを作らなくてもいいかなと思っていたので、サピックスでは友だちは作らなくても、志望校に合格すればいいかなという気持ちで勉強していました。そんな６年生の夏休み、つらかった時期がありました。そんなつらい時期を乗り越えることはできましたが、その後もまだ精神的に少し不安定でした。そんなときです。偶然、隣の席になった子がいました。その子はあまり友だちを作る気がない人見知りの私に声を掛けてくれました。その子とはＳＳ特訓の単科講座を含め、全部で10回くらい隣になったと思います（笑）。
　その子はいつも帰るときに私に寄ってきてくれて、本当にうれしかったです。そして、話し相手になってくれて、いつの間にか身近な話題や、志望校の話題も出るようになっていきました。その子と一緒にいると嫌なことや不安を忘れられるくらい楽しかったです。
　そして受験当日。私は先生に言われたとおり、試験会場にＳＡＰＩＸと大きくロゴが書かれた「コアプラス」や「漢字の要」など、基礎が書いてあるものを持っていきました。そうすると自分に自信が持てて、安心感がありました。今まで何でもないところで緊張するタイプだったので、絶対に緊張すると思っていましたが、まったく緊張せずに臨めました！ もしかしたら、そのおかげでチャレンジ校や第一志望校に合格できたのかもしれません。
　それから、試験当日は軽食がオッケーの学校なら自分の大好物を持っていくといいと思います。気分が上がり、疲れが取れます！
　あらためて受験生活を振り返ると、楽しく、自由気ままに過ごすことができたと思います。
　先生方、警備員の方、受付の方々、今まで本当にありがとうございました。
　そして、後輩の皆さん方へ。祈・合格！