受験ライフをサポートする 進学情報誌 さぴあ

さぴあは、進学教室サピックス小学部が発行し、内部生に配布している月刊誌です。

最新中学入試情報

2023年度中学受験  サピックス小学部第29期生/受験体験記

進学校 吉祥女子中学校

19点からのスタート

M.Kさん

 2月1日夜、吉祥女子中の合格発表。不安だったため、一人で見た。クリックして画面を下げる。「違う違う…あっ」。番号を見つけたとき、テーブルの上の受験票を取り、見比べる。確かに私の番号だ。「いやったー!」家族みんなで肩を抱き寄せ合った。こうして合格できたのも、今まで努力してきたからだ。あのときから…。
 私がサピックスに入ったのは2年生。当時はいつも遊んでいて、勉強は少ししかしていなかった。そんな入室後の初テストの国語は…19点。さすがにショックを受け、それ以来、勉強に取り組むようになった(今、答案を見ると笑える…笑)。そんな悲惨なスタートから始まった私の勉強法は、 次のとおりだ。

①知識系は空き時間に見る(土曜志望校別特訓の社会の「知識の総完成」はファイリングして直前期にやる! また、データバンクは入試でよく出る! 私のときも出た!)。

②間違えた問題は後日、解き直す(過去問よりは平常授業、SS特訓のテキスト、「知識の総完成」をやっていた。また、後期になると時間がなくなるので、私はSS特訓・冬期講習・正月特訓のものを中心に解き直した)。

③「基礎力トレーニング」は毎日やる(入試当日もやるため、何日分かは取っておく)。

④分析ノートを作る(分析ノートはノートの左に問題を貼り、右にどの問題をなぜ間違えたのか、解法や知識などを書くもの。先生が教えてくれた!)。

 また、やればよかったと思うことは次の二つ。

⑤ふだんから本を読む(語彙力がつく!)。

⑥整理をする(教材を分別しておく。最悪なことに、私は第一志望校の対策プリントを入試前日になくし、とても焦った)。

 私は第一志望校の合格可能性がいつも20~40%で、授業でも席が後ろなので落ち込んでいた。しかし、「今までやってきた私なら、絶対できる」と思い、家族や先生に相談しながらあきらめずに必死に努力した。結果的に、合格可能性は70%になり、席も前から3番目になれた。「努力は必ず実るのだ」と、身をもって感じた。
 今まで支えてくれたすべての方々、本当にありがとうございました。これを読んでいる皆さんも、合格に向けてがんばってください!!

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