ここでは私の受験時の出来事を紹介します。
　２月１日の前日の夜は、ビーフステーキ、カツサンドを食べ、午後９時にベッドに入りました。最初はなかなか寝付けずゴロゴロしていましたが、それでも数十分後には熟睡。朝は５時40分に起き、余裕をもって支度し、準備万端で母と出発…したつもりでした。しかし、最寄り駅に着いて改札を通ろうとしたとき、背後から「お財布を忘れちゃった！」という声が…。まさかと思い振り返ると、母の声でした。小銭入れにあったお金をかき集めて切符を買い、なんとか桜蔭中に到着。アクシデントはあったものの、試験はいつも通りの感覚で解くことができ、ほっとしながら最終科目である理科の解答用紙が回収されたとき、私は気づいてしまいました。「受験番号を書き忘れた…」。理科のやらかしで頭は真っ白、その後の面接もかみまくって、廃人のような状態で午後に広尾学園中を受験。
　翌日２日。今日こそはと準備万端で自宅を出発。駅の改札を通ろうとしたときです。背後から母の声が上がりました。「しまった、携帯を忘れちゃった！」。またかよ！と思いながらも、なるべく心を乱されないようにして豊島岡女子中に到着。しかし、そこで上履きを忘れたことが発覚…（靴カバーを頂き、なんとか試験を受けることはできました）。その後、午後の受験を終え帰宅。度重なるやらかしと受験の疲れで死んだ人のようになりながら、桜蔭中と豊島岡女子中の結果を見ると…、なんと受かっていました！
　これが私の受験体験です。今振り返っても、親子でやらかしまくっています。
　ここで皆さんにお伝えしたいことは二つ。一つ目は、持ち物は何度も確認すること（なるべく複数で確認しましょう）。二つ目は、受験番号は何が何でも書き忘れないように（今回は幸い、先生に書き足してもらえましたが）。
　最後に、サピックスの先生方、受付の方、警備員の皆さま、本当にお世話になりました。ありがとうございました。