受験ライフをサポートする 進学情報誌 さぴあ

さぴあは、進学教室サピックス小学部が発行し、内部生に配布している月刊誌です。

最新中学入試情報

2023年度中学受験  サピックス小学部第29期生/受験体験記

進学校 桜蔭中学校

私の私による私のための中学受験

H.Mさん

 私は4年生の夏前にサピックスに入室しました。最初は他塾に通っていたのですが、その塾の算数のテストで満点を取ってしまい、少し退屈でした。そんなとき、腕試しとしてサピックスのテストを受けてみて、この塾は楽しめそうだと思いました。それがサピックスに入った理由です。
 サピックスに入った私は、4年生のころは成績にむらがあったものの、5年生になるといちばん上のクラスで安定しました。6年生も前半は安定していたのですが、7月の組分けテストで成績ががくんと落ちてしまい、夏期講習はいつもより二つ下のクラスからのスタートになってしまいました。それが私のやる気に火をつけ、家に帰ってからのゲームやYouTubeをやめ、楽しみだった学校見学も行かずに必死に復習をしました。そのおかげでいちばん上のクラスに戻れて、そのまま夏期講習を終えられたので、少し自信がつきました。
 9月からのSS特訓では桜蔭コースに所属しました。それまでは豊島岡女子中が第一志望だったのですが、桜蔭中の文化祭に行ったことで考えが180度変わり、桜蔭が第一志望校になったのです。だって、なんかしっくりきたんです! 私の直感はあまり外れないので、こうして第一志望がはっきりと決まりました。
 そして入試が始まり、埼玉入試は順調でしたが、渋谷幕張中は不合格でした。自分でも落ちるとは思っていなかったので、悲しみより困惑のほうが大きかったです。そこからは、「2月の受験では絶対に後悔したくない!」という危機感の下、息抜きで見ていたライトノベルも封印して2月1日までひたすら猛勉強しました。
 運命の2月2日、桜蔭の結果発表を家で待っているときは、「桜蔭の入試では実力を出し切ったはず!」「でも渋幕のときみたいにだめだったら…」という二つの気持ちでいっぱいでした。でも勝利の女神は私にほほえみ、無事に合格したときは父にどっきりを仕掛けるくらいうれしくて、安心しました。これを読んでいる受験生の皆さん! ぜひ、自分に合った努力の仕方を見つけてね!

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