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進学校 ▶ 豊島岡女子学園中学校
私のジェットコースター受験
M.Sさん
自慢ではありませんが、私はテストでの桜蔭中の合格可能性はずっと80%でした。しかし、そんな私に転機が訪れます。それまでは苦手な算数を得意な国語でカバーしていたのですが、11月の桜蔭の学校別サピックスオープンでは、算数の偏差値が31で、合格可能性は40%に。一時は桜蔭をあきらめかけましたが、算数の先生のアドバイスを参考に対策を続けたところ、冬期講習や正月特訓の算数の演習では、目標点を超えられるようになりました。そして迎えた2月1日。算数が特に難しくて「こりゃだめだ」というのが正直な感想でした。「だめ元」と言いながら結果を見たのですが、なんと合格。ベタですが、自分の頰をつねりました。
サピックスの同じクラスには、とても仲の良い友だちがいました。その友だちに「私、桜蔭に受かるかな」と言ったところ、彼女は「私たちが受からなくて誰が受かるの?」と返してきました。そんな強気で優秀な友だちと日々競い合い、切磋琢磨できたことは、私が合格できた大きな要因だと思います。
もう一人、私の合格に一役買った人(?)がいます。それはテディベアのチャーリー。私が幼稚園児のころ、父が海外出張の際に連れ帰ってきました。受験前は、朝は一緒に散歩し、夜は一緒に寝ていました。入試会場にも連れていきましたし、合格発表を見るときのマウスのクリックもチャーリーでした。受験ではさまざまな不安が生じますが、それを和らげてくれた存在でした。
そんな私からのアドバイスです。
①ピンチのときは「もうだめだ」と思わず、先生に相談して対策を練り、あきらめずに努力しましょう。
②最も大切なのは、「基礎力トレーニング」や「コアプラス」など、小さなことの日々の積み重ねだと思いますが、つらいだけでは続かないし、効果も上がりません。だから私は休憩時間に漫画を読んだり、音楽を聴いたりして気分転換をしていました。最大限がんばるためには、楽しく学べる工夫をすることも大事だと思います。
2023年度中学入試 親子で歩んだ 受験の軌跡 |
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