受験ライフをサポートする 進学情報誌 さぴあ

さぴあは、進学教室サピックス小学部が発行し、内部生に配布している月刊誌です。

最新中学入試情報

2023年度中学受験  サピックス小学部第29期生/受験体験記

進学校 豊島岡女子学園中学校

トンネルを抜けるとそこは…

S.Sさん

 2月4日の午後7時、豊島岡女子中の3回目の合格発表。3回受けたなかでいちばん手応えがなく、すでに合格していた第二志望校での生活を想像してホームページを見始めていた私は、「たぶん不合格だけど、それでも結果を受け止めよう」という思いで画面を見ました。
 「え…!」
 何度も受験番号を確認して発表画面を見直しましたが、何度見ても確かに自分の番号がありました。
 私は4年生の7月に入室しました。志望校を決めたのは5年生の春ごろで、小学校の先輩が数人いることもあり、私もずっと豊島岡でコーラス部に入ることを熱望していました。しかし、成績は思うように上がらず、結局、一度もサピックスオープンで合格可能性80%が出たことはありませんでした。このままでは合格できないと思い、私は主に以下のことを繰り返しました。
理科の正月特訓でもらった演習プリント&直し

算数のSS特訓の志望校対策プリント(特に私は立体図形が苦手だったので入試期間中も解いていました)

語彙力完成プリント
「重大ニュース」
「コアプラス」
「基礎力トレーニング」

SS特訓の単科講座の理科や昼テストなどの知識プリント

 私は、この経験で気づけたことが二つあります。
 一つ目は、1月の直前期でもあきらめずに今までの復習をすれば実力は上がるということです。テストがなく自分の位置が見えにくい不安な時期ですが、この暗闇のトンネルにいるときにこそ、最後まで解き直しを続けたことが合格につながったと思っています。
 二つ目は、偏差値や合格可能性を真に受けて落ち込むことなく、前を向き続けることの大切さです。偏差値や合格可能性はあくまでもそのときの目安にすぎず、必ずしも合否に結びつきません。成績が悪ければあとはがんばって勉強するだけです。実際、私も合格可能性が低く不安になったときもありましたが、直前期のがんばりで自信がつきました。
 最後に、入試期間中も豊島岡女子中1・2回目の不合格のときに、翌日の対策のためのアドバイスをくださり、一緒に合格を喜んでくださった先生方、ありがとうございました。

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