最初に、サピックスの先生方、ありがとうございました。私の受験は先生方のサポートなしではできませんでした。
　さて、私が中学受験のための勉強を始めたのは５年生の夏で、サピックスに入ったのは６年生のＧＳ特訓という遅いスタートでした。それに加え、６年生の夏期講習まで火がつかなかった私が受験校すべてから合格を頂けたのは、次のような理由があります。

●サピックスの授業を毎回ちゃんと聞き、ほとんど休まなかったこと。

●どんなにひどい成績でもあきらめなかったこと（学校別サピックスオープンで合格可能性が20％になったときもあきらめませんでした）。

●記述では、でたらめでも書いたこと（自信がなくても書いたほうが点数は上がります）。

　また、私には第一志望校が二つあり、どちらにも合格して入学金を払うぎりぎりまで悩んだという経験があるので、本命は早めに決めたほうがいいです。
　ここからは、フェリス女学院中を受ける人へのアドバイスを記します。

①時計は絶対に持っていくべし。フェリスは中途半端な時間に始まるので、時間配分がしにくいからです。

②国語の物語文は古い時代背景のもの（たとえば井上靖の作品）が多いので、慣れておいてください。また、自由記述が物語文か説明文か確認して、それを意識しながら解いたほうがいいと思います。

③ＳＳ特訓では先生の話をよく聞き、問題の傾向をつかむ。フェリスは記述が多く苦手な方もいると思いますが、先述したとおり自信がなくても何か書けば部分点がもらえるかもしれません。ぜひ、書いてください。

　最後に受験生の皆さん、中学受験は人生の曲がり角の一つです。曲がり角の先に何があるのか、何が見えるのかわくわくしませんか？ 人生でたった一度の中学受験、楽しんでください。祈っています。皆さんの曲がり角の先にすばらしい景色が見えることを。