初めて自分の夢を抱いた４年生の夏から、良いことも悪いこともつらいことも、本当にいろんなことがあって、それでも強い意志で机に向かい続けた毎日だった。
　思わしくない点数が出るたびに、自分を見失いそうになったことも何度もあった。そんなときでも、質問教室での先生方の温かい励ましにより、一回一回自分を立て直し、そして前を向くことができた。精神的な負担を感じたとき、思うように点数が伸びなかったときも、温かい励ましによって支えてくれたのは先生だった。
　６年生の夏期講習を乗り越え、９月からは、第一志望校の対策プリントと過去問に、真剣な姿勢で向き合い続ける日々だった。合格力判定サピックスオープンや学校別サピックスオープンなどもＳＳ特訓の教材と同様、できない問題がなくなるまで繰り返し繰り返し解いたら、直前期に実力の伸びを実感できた。私の志望校への思いは決して揺らぐことはなかった。
　「胸を張れ。君は本当によくがんばった」
　最後の質問教室で、入試前日の激励電話で、最後に合格を報告した際の電話で、先生が掛けてくれたことばだ。このことばを胸に、自分なりに成長したいと思っている。中学受験は合格だけが目標であるわけではない。自分の強い意志に沿って懸命に努力を続けられたことは、一生の大切な思い出となった。努力を受け入れてくださった学校で、また一生懸命に努力を積み重ね、より良い未来を創っていきたいなと思えるようになった。自分を信じて努力を続ければ、自分なりの奇跡を起こすことができると思う。
　ひと言では言い表せませんが、私に寄り添ってさまざまなかたちでサポートしてくれた、先生方や家族、友だち、見守ってくれたすべての方に深く感謝したいです。本当にありがとうございました。