長かった中学受験
私自身も、時折、こちらの親子奮闘記に救われましたので、皆様のお役に立てれば、との思いから、筆をとる事に致しました。
サピックス入室は、小学校4年の夏でした。それまでは地元のラグビースクールに入り、思い切りラグビー三昧、学習塾などにも行っておらず、やんちゃなスポーツ好き青年の息子でした。そんな息子が、周りの友人の影響からなのか、姉が小学校から私立だったからなのか、いきなり「僕、中受する!」と言い出しました。数々の塾に行くも、ここじゃないんだよなぁ、を連発し、「僕は、サピックスに入りたいんだ!」とのまさかの一言。サピックスの入室テストを受け、落ちればそれもいい経験になると思っておりましたが、まさかの合格。それから、波瀾万丈のサピックス生活がはじまりました。
予習しない塾なのに、まったく復習もしません。自由すぎるサピックス通塾でした。6年になり、授業は相変わらず楽しい~というものの、定位置から出られず、しかもサピックスオープンでは、常に志望校の駒場東邦40%の合格可能性をキープ、、親はもう、呆れ果てておりました。そんな中、偏差値が高くないと、希望していた志望校別のコースには入れないと知り、やや焦り始めます。なんとかねじ込み、入れた事が功を奏したのか、この辺りからやや本気モードに火がつきはじめます。
それでも復習は相変わらずしませんが、朝の基礎トレだけは、式は書かないものの、なんとか続くようになりました。サピックスオープンで結果が出るたびに、サピックスの先生に指導のやり方を伺い、やらなくていい事と、やる事を把握し、駒場東邦に焦点を当て復習に時間を割きました。本人は、授業ではやってますから大丈夫ですから、というお言葉にどれだけ救われたかわかりません。12月から少しずつ過去問を本人には間違っても大丈夫と伝え、解き始めました。しかしながら、ここで息子がまさかの過去問をカンニングしていた事実がばれ、父子の大喧嘩になります。まさにクライシスでした。私達も裏切られた感に脱力しましたが、本人も追い詰められている事を私自身は、強く感じました。
そして迎えた1月。自分から、ようやく復習しはじめるようになり、この頃から、まだ終わっていない過去問をストレスにならない様にやらせました。私もそれに合わせ、解法力の復習をさせ始めました。駒場東邦の主な単元、場合の数、数の性質、立体、平面図形は、かなりやり込むと力がつくと思われます。
駒場東邦合格を聞いた時、正直、信じられませんでしたが、長かった闘いは無駄ではなかったと実感致しました。最後まで、あきらめずにご指導してくださったサピックスの先生方、本当に感謝の気持ちでいっぱいです。私自身の個人的な感想ですが、どのテキストも、素晴らしく、大人の私も、もう一度学びたくなる様な内容で、伴走しながら、楽しみながら眺めておりました。本当にお世話になりました。有難うございました。