受験を経て強くなった娘
桜蔭に合格したい。娘はその夢をかなえるために、日々努力を続けました。模試では合格可能性80%をほぼキープし、土特やSSの授業点もまずまず。2月1日の桜蔭入試本番を終え、やりきったと清々しい表情で試験会場から出てきた娘を見て、桜蔭合格の期待は膨らみました。しかし翌日14時、結果は不合格。声を出さずに泣き続ける娘を見て、どう励ますべきかと悩みましたが、娘は「もし今日の豊島岡がダメでも明日の豊島岡は絶対に受かるから」と自らを奮い立たせ、勉強を始めました。そんな姿を見て、いつからこんなに強くなったのかと娘の成長に感動しました。その5時間後の19時、既に受験を終えていた豊島岡の発表で受験番号を見つけた時は、家族で大喜びしました。
本人が中学受験をしたいと言うので入室させましたが、小学校と比べてあまりに多い塾の家庭学習に、当初は仕方なくやっている感が否めませんでした。しかし学年が進むにつれて、だんだん勉強が好きになっていったようで、意欲的に学習に取り組むようになりました。主体的に勉強してもらうために、勉強のやり方や丸付けなどをすべて本人に任せていた結果、だんだんと学習の自走が上手になりました。私が手伝ったことは、模試のスケジュール管理と過去問のコピー、おやつの準備と気分転換用に図書館から本を借りてくることくらいでした。また、寂しがり屋の娘のために、可能な限り勉強時間は家にいるようにしました。入試1か月前からは、手紙好きの娘のためにメモ帳にメッセージを書いて枕元に置きました。子どもにあったサポートを心がけたつもりですが、勉強面についても少しくらいサポートしていれば、桜蔭の結果も違ったのではないかという疑念が、発表直後は拭いきれませんでした。そのことを娘に伝えると「そんなことはない。それに私はもう今は豊島岡が第一志望。制服もかわいいし部活もいっぱいあるから楽しみ。中学校でも勉強頑張る!」と満面の笑みで私の迷いを吹き飛ばしてくれました。桜蔭対策として、国語の記述や算数の難問を解くことに多くの時間を費やしたことについても「難しい勉強をするのは楽しかったし、たくさん友達もできたから桜蔭クラスで良かった」と受験生活に満足しています。
合格を目指して必死に努力をすれば、たとえ掲げていた目標が達成できなくても、全く後悔はありません。ワクワクしながら自分の未来を語る娘を見て、むしろ最初から豊島岡の方が合っていたのではないかとすら思えています。先取り学習なしで入室させましたが、先生方のご指導のおかげで勉強が好きになり、ここまで学力を伸ばすことができました。SAPIXでの受験生活、そして豊島岡に進学できることに親子で満足しています。やり切った娘、強くなった娘を誇りに思います。兄のときから含め5年間、本当にありがとうございました。