さぴあインタビュー/全国版
やりたいことはすべてやれる!
「経験」を「学び」にして
世界に羽ばたく人になる
洗足学園中学高等学校 校長 宮阪 元子 先生
リスペクトし合う一般生と帰国生
互いに高め合って成長する
校長 宮阪 元子 先生
神田 教育計画を見ると、中高6年間が3期に分かれています。「6年3期」というと、多くの中高一貫校では2年ずつ3期に分けていますが、貴校では1期が中1の1年間、2期が中2から高2までの4年間、3期が高3の1年間という分け方をしていますね。
宮阪 1期は、いろいろな経験を通して、本校の文化を肌で感じてもらう時期と位置付けています。それをばねにして、2期では高1までの3年間は高2の先輩たちと行事などを一緒に行っていきます。高2がリーダー学年ですから、下の学年は先輩がいろいろな場面で活躍する姿を見てあこがれを抱きます。その思いが大事であり、高2になったときの自分の力になります。
3期は高3の1年間です。その姿も下の学年の生徒たちにとって刺激になります。図書館を「SKYLIGHT READING ROOM」としてリニューアルしましたが、高3の生徒たちはここを夜9時まで利用できます。毎日ほぼ満席です。みんなが一心に勉強している様子は壮観です。下の学年の生徒はその姿を見て、「自分も高3になったらこうなるんだ」と思いながら過ごします。
安酸 新しい図書館には個室も五つあって、グループでディスカッションやプレゼンテーションなどができるそうですね。ICT環境も充実していると伺いました。
宮阪 海外の生徒たちと交流することもできます。今日も中国の生徒たちとのミーティングが行われていました。
安酸 帰国生も多い学校ですが、クラス分けはどのようになっているのでしょうか。
宮阪 6クラスのうち2クラスが帰国生と一般生の混合で、それぞれ15~20人の帰国生が入ります。混合クラスは明るくて活気があり、一般生も一度は帰国生と同じクラスになりたいと思うようです。帰国生同士が英語で会話している姿に刺激を受け、いつかは自分もこうなりたいと思います。一方、一般生は小学校から中学受験の勉強をしてきていますから、帰国生も一般生をリスペクトします。お互いにすごいと思う部分があるので、とても良い雰囲気です。
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