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進学校 ▶ 獨協中学校
一人で最後まで戦い抜いた感染症の中での受験
T.Kさん ●お子さんの名前 Yさん
小学2年生の終わりころ、「学校の授業が簡単で暇」と子供から相談され、自身も小4から進学塾に通っていた経験から、1年早いかなと思いつつ、人見知りの激しい息子なので、地元ではない一駅離れた駅で塾を探した。本人は個別指導を気に入っていたが、SAPIXの入室テストでよい成績で合格したことや、勉強仲間を増やしてほしい思い、クラス替えがあり、負けず嫌いな性格でもあったのでせっかくなら受験して上位校に行けたらと思いSAPIXに入室した。
学年がすすむと、成績は乱高下した。もちろん、わかりきっていた事実ではあるので負けず嫌いでもあったし、本人からの相談もなく、ゲーム時間なども決して多いわけではなかったので、そんなに心配しなかったが、ある時から急に下降が止まりにくくなってしまった。「さすがにやばい」と危機感を抱き、本人とじっくり話をすると、学校の担任の先生との相性が良くなく、また勉強することを小ばかにされてしまったことがあると、学校が原因で塾でも集中できなくなっていたことが分かった。対策として転校も視野に入れたが非常に難しかったため、5年生のクラス替えまでスクールカウンセラーやオンライン授業などの対応で本人の心のケアにあたった。学校見学にも何度も足を運び、地元の公立に進まない方法を提示することでモチベーションを保った。
5年になると学校全体が荒れ気味になり、登校を渋ることが出てきた。中学校生活を考えると、不登校にならないように、時折、お疲れ休みを設けながら学校生活を過ごすことで塾の成績も高くはないが、安定した水準で過ごした。6年になるとき、志望校を本人に改めて聞いた。答えは単純明快。「男子校。ロッカーがあること。中高一貫校。生徒数が少なめの学校。それが一番気楽で楽しそう」とのことで、SAPIXの先生と相談しながら志望校を選んでいった。そこを目標に頑張り、過去問対策、夏期講習、SS特訓などで力を伸ばし、過去問では合格点を外すことがなかった。
しかしながら、最後の仕上げの12月末に悪魔がささやいた。いつも祖父母宅で学習している息子ではあったが、下宿している従弟がインフルエンザに罹患。負のスパイラルの怖さは時として残酷。その後、祖父、祖母、父、母と順にコロナに罹患。受験直前に近くで勉強を見てあげることが出来なかった。本人は罹患したかは不明ではあるが受験日2日前に倦怠感と熱が0.3高い状態であった。しかし、発熱外来に行くほどの熱が出なかった。受験当日も電車に乗るなりすぐにもたれかかり眠ってしまい、食欲もなく元気もなく「やばいな」とわかっていた。でも受験は待ってくれないし、踏ん張るしかなかった。
入試では緊張と体調が完全ではなく、惨敗。それでも4日目には体調も少し良くなったのか、第一志望ではないものの合格を勝ち取り、「感染症の中、苦しい戦い、頑張ったね」と声をかけた。
2025年度中学入試 受験体験記 |
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