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最新中学入試情報
進学校 ▶ 開成中学校
やる気スイッチはサピックスにあり
Y.Sさん ●お子さんの名前 Kさん
「49.3」これは受験一年前、6年の2月度マンスリーでの息子の4科偏差値。直前に1週間の家族旅行をしたので、多少成績が下がると思ってましたが、さすがに愕然としました。ただ、まさかその1年後にも、良い意味で愕然とするとは当時は全く予想もしていませんでした。
新4年の春に入室した息子の成績は当初は4教科とも満遍なく良かったものの、4年11月マンスリーの偏差値63をピークに、その後は50台前半から後半を行ったり来たり。大好きな鉄道の影響もあり社会が得意科目となり、国語も同じく鉄道小説シリーズを愛読しだしてから得意科目となってきましたが、中学受験で最重要と思っていた算数や理科が徐々に苦手になっていきました。
そのため、最後の1年の作戦は、国語と社会を得点源にしつつ、算数と理科の底上げを図ろうというものでした。ただ、算数も理科も、この頃には私が教えるには難しい上に、授業の教え方と異なる癖をつけてもいけないと思い、親が教えるというよりは、日々の復習をさぼらないように促すことに努めてきました。いつかやる気スイッチがオンになると期待して…。
しかし、隙あらば手を抜こうとする息子は、共働きで両親がいない平日の学校帰宅後はテレビで鉄道の動画を観たり、ゲームをしたり。テレビのリモコンとゲーム機を隠すことが、我が家の毎朝の日課になるほどでした。また、夕方や週末も「ちょっと休憩」と言ってはできるだけゴロゴロし、気づくとテレビでドラマを観ていたり。結局、最後の最後までこんな調子でした。
そんな息子も、夏期講習が始まり、秋からの土特、SSと怒濤の授業が始まると、集中しながら授業についていくことで徐々に波はあるものの偏差値も上昇傾向に。更に11月からはプリバートで週1回算数の授業を受けることで、着実に実力の底上げがされてきました。とはいえ4回の合格力判定サピックスオープンの4科平均は59、直前の学校別の判定も20%。本当に開成中を受けることが良いのか、親子ともに志望校が固まらず、結局1月ギリギリまで悩み続けることに。
しかし、冬期講習、正月特訓、過去問と猛勉強の日々を黙々とこなしていく息子を見て、チャレンジしないで後悔することだけはやめようと、2月1日の第一志望校を固め、受験本番に臨むことに。結果、1月の千葉2校のどちらも合格をいただき、そこに安堵することなく臨んだ2月1日の本番。算数が難しい年だったようで、他教科が得点源の息子にも運が味方したのか、無事合格を頂くことが出来ました。
自宅でのやる気スイッチは最後まで見つかりませんでしたが、サピックスの先生方が授業中のスイッチをオンにしてくれたお陰で最良の結果を得られたと思います。あらためて感謝申し上げるとともに、これから受験に臨む保護者の皆さんも、どうかサピックスを、そしてお子さんの集中力を信じて見守ってあげてください。
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