我が家は新小４年の２月からＳＡＰＩＸに通い始めました。国立の小学校に通っているため学力維持と力試しで入室テストを受けた際に体験授業がとても楽しかった、ということがきっかけでした。
　受験生活を振り返って、国立小への通学に相当時間が掛かる点、（経験としてはとても良いですが）国立小の行事が豊富で非常に時間がとられる点、学校の友達が原則内部進学するためモチベーション維持が難しい点がありました。しかしＳＡＰＩＸでの授業や先生方そして出会った友達はそれを凌駕するモチベーションとなり、一度も本人から受験をやめたいという言葉が出ることなく走りきりました。小学校受験の際の勉強習慣や試験への耐性はプラスに働いたかと思います。
　親からのサポートはあくまで環境を整えるもので、教材整理や過去問等コピー（Ａ３対応プリンターが活躍）、勉強環境の整備（リビングの机が丸々勉強机に）など、勉強に専念できる環境を整えました。ゲームは誘惑に負けるため直前期は封印していました（それでも隠れてやっていたようですが）。なお、ＳＡＰＩＸのスパイラル学習をベースとしたカリキュラムは素晴らしいので、他塾の講座や個別指導などは受けずＳＡＰＩＸの教材のみを愚直にこなしましたが、それで十分だと思います。
　４年の時は上位クラスを維持していましたが、中だるみか５年後半から６年途中までは基礎トレを怠り一か月分諦めて破棄したことがあり（先生すみません）、得点源だった算数の成績が落ち偏差値50を切ることもありました。６年後半には基礎トレやコアプラスの習慣がついたものの、学校別サピックスオープンでは合格圏には至らずでした。それでも尻上がりで合格力判定サピックスオープン第１回から第４回まで偏差値が上がっていき最終的に合格圏に至りました（４回連続で偏差値が上がるのは非常に珍しいとのこと）。その勢いのまま最後の１ヵ月も過去にない高い集中力で自宅学習をこなしピークで本番を迎えられたことが結果に繋がりました。なお私見ですが、算数が重要であることは間違いないものの国語も近年差がつくケースが増えていると思われ、本番は得意な国語（幼少期から本好きで年１０００冊以上読書）が引っ張ってくれたと感じています。
　体調管理については、元々風邪を引きやすく去年２月にインフルエンザに罹っていたので、早々に２度の予防接種を終え、バランスの良い食事や睡眠時間確保、そして毎日運動して体調を維持しました。ちなみに試験当日の朝はルーティーンとして朝食後にラジオ体操をしてお気に入りの音楽で踊ってから試験会場に向かっていました。試験前のルーティーンを持つことは精神的な安定をもたらすのでオススメです。
　本人はこれからの中学校生活が本番ですが、更に下の子が２年後に本番を迎えるので、引き続きＳＡＰＩＸの先生方にはお世話になりますがよろしくお願いいたします。