ＳＡＰＩＸの入室テストをぎりぎりで通過し、新３年生の２月から息子のＳＡＰＩＸでの生活が始まりました。小学校のお友達も多く入室し、仲良く通塾しながら勉強することで学ぶ楽しさを感じ、どんどん成長していきました。学年があがる毎に課題や勉強時間が増え、マンスリーテストのプレッシャーがかかる中でも「ＳＡＰＩＸに行きたくない」「もう勉強したくない」といった言葉を聞いたことはありませんでした。魅力的な授業をしてくださった先生方と塾で切磋琢磨する友人たちに心から感謝しています。ここに、受験を進める中で大切にしてきたことを記載いたしますので、今後の受験生の参考になれば幸いです。

【健康・体調・心の安定を大切に】
　中学受験は短距離走ではなく、マラソンだと思い走り続けました。短期的に無理をしすぎると、どこかで息切れするため、睡眠時間を最優先にして６年生でも最低８時間以上の睡眠を確保しました。また親として怒りたい時でもできるだけ冷静さを保ち、プレッシャーを与えすぎないよう心がけ心身ともに元気にいられるように心がけました。

【復習と繰り返しを大切に】
　受験生とはいえ、まだ小学生です。特に４年生、５年生の時期は授業に集中しても内容を完全に理解し身につけるには限界があります。復習を進める中で「これはどういう意味なのか？」「なぜこういう解き方になるのか？」と質問をし、曖昧な部分を確かめる事で解法や解答を暗記するのではなく、根本を理解させていく点を心がけました。また間違えた問題を時間をおいて繰り返し解くことで定着が進んだと思います。

【基礎を大切に】
　基礎トレ、漢字の要、言葉ナビ、理社コアプラスといった基礎の学習が本当に重要でした。国語が苦手科目で、言葉ナビは最後まで仕上がりませんでしたが、これらは手を抜かずにしっかり取り組むことで、得点力が向上したと実感しています。本番では難しい問題を解けるようにすることよりも、見たことのある問題を確実に解けることを目標に積み重ねていきました。

【１月の直前期について】
　何をするべきか迷いましたが、ＳＡＰＩＸの先生方に相談し、親身にアドバイスをいただきました。知識系の総復習をしつつ、それだけでは算数の解答力が落ちるというアドバイスを受け、冬期講習の復習、過去問で間違えた問題に取り組みました。12月のテストから本番まで時間が空くため、栄東中の受験で本番の雰囲気に慣れ、安定した心で本番に臨むことを心がけました。

　ＳＡＰＩＸの先生方は、困ったことを相談すると本当に親身に対応してくださり、一人ひとりの特性を考慮したアドバイスをいただけました。また、ＳＳ特訓を中心に最高のライバルたちと切磋琢磨できる環境も整っており、この経験は息子にとってかけがえのないものとなりました。ＳＡＰＩＸを信じて、これから受験を迎える皆さんも走りぬけてください。