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最新中学入試情報
進学校 ▶ 駒場東邦中学校
負荷をかけない中学受験
M.Gさん ●お子さんの名前 Sさん
約十年に亘る息子たちの受験生活からこれでようやく解放されました。その間、勉強の一切を私に任せ、環境を整える役に徹してくれた妻、急な応援でも家事等を手伝ってくれた母は陰の立役者です。
わが家の志望校選びはサピックスの偏差値表から始まります。サピックスでは合格可能性80%を各校の偏差値として設定しています。例えば駒東は59を維持すれば80%合格です。これほど単純明快で信頼のおける指標はありません。わが家は三人とも進学先が異なりますが全員この偏差値表をもとに判断し、全員志望校に合格できました。そもそも親が勧めた受験です。一番遊びたい時期に勉強した代償が不合格では酷です。その点、サピックスの偏差値はこれ以上ない合格への道標です。次に、偏差値を少し上げて対象校を探しました。偏差値60ぐらいの成績というのはどこかしら基礎力に穴があるもので、そこを埋めることでサピックスの4教科合計で30点、つまり偏差値で2引き上げるのはさほど難しいことではありません。偏差値が上がれば別の志望校が浮上する可能性も出てきますし、日程の組み合わせがうまくできれば本命校に加えてチャレンジ校も受験できます。不合格も避けられるし、上位通過もあり得ます。受験はただ合格するだけでなくその先での学校生活も想定しておくべきだと思います。
受験生活は長いので日々の勉強でのストレスは少なくしたいものです。息子達には常々「万が一不合格だったらすべてお父さんの責任だから」と言ってきました。心理的にだけでなく時間的にも負荷をかけないように工夫し、次男三男はコロナ禍で自宅学習を選択して18時半にはいったん勉強を終了。そのあと趣味→風呂→夕食→軽い勉強をして毎日22時には就寝。日々の教材も各自の実力に合わせて必要部分だけやってムダを省きました。例えば記述力があった三男は国語Bはカット、次男に至っては6年生の夏からほぼ過去問一色でした。家族の時間も大切なのでSSや季節講習よりも旅行などを優先しました。
6年生秋には三人とも必ず海城中の過去問で実力を測りました。同校の入試問題はどの科目もあらゆる分野が出題されており、知識、記述、時事問題といった受験に必要な基本はすべて詰まっていてバランスが良いのでどの学校を受ける上でもお勧めです。
最後は志望校の過去問で相性判断しました。ただ、多くの学校は約5年で問題に変化があり、特に算数は直近の過去問の方が合格点の目安にしやすいのでここ5年分で実力を測る方が良いと思います。模試は本物と内容に差がありすぎるのであまり重視しませんでした。
目を離すと何もやってない超スローな長男、目を離すと教材を3つ4つ平らげていて丸付けが追い付かなかった次男、スピードも記述力もあるが雑な三男。振り返れば長かったようで短かったような、しかし濃厚で有意義な時間でした。反省も多いですが頑張った息子たちにはただ感謝です。
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