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最新中学入試情報
進学校 ▶ 駒場東邦中学校
6年38回病欠からの駒東合格
Y.Hさん ●お子さんの名前 Yさん
病弱でも気弱でもない息子が、5月GW直前から急に体調を崩し始めた。発熱・頭痛・吐き気・めまい、あらゆる不調を訴える。
7月 念願の上位クラスへ
息子は張り切っていたが、体調に波がある。成長期に見られる自律神経の不安定とのことで、とにかく睡眠重視の生活。欠席で溜まっていくまっさらなテキスト。そこに添付される「学習のポイント」に先生からのメッセージ。「今は全力で休んで、君なら後から取り返せる、待ってます」息子は少し泣いていた。
9月 駒東SO20%、合格力判定SO途中退席
漢方薬、小児鍼…いろいろ試してもスッキリ治らずMRI受診も異常なし。毎朝「起き上がれる?」と聞く日々。元気な日もあるので、そんな日こそ切り替えて勉強ね!と言っても、割と呑気な息子は元気な事が嬉しくて外の空気を吸いに公園へ。そして翌日ダウン。枕元にテキストを置いたり、送迎するからサピに行かない?と言ったり。少しでもサピに行かせようと私は焦りだした。
11月 駒東SO40%
サピも学校も一番休んだ時期。ある晩、些細な兄弟喧嘩で未達の成績を指摘された瞬間「落ちたくない! いやだ!」と連呼し、泣き叫ぶ。不調で寝たままエビのように暴れていた。サピに行くのが最近怖いと呟く背中をさすってやるしかできず、一緒に号泣。体が辛いし不安でたまらないのだ。
12月 合格力判定SO40%
小児科医に本当に受験したいか聞かれ、息子はきっぱりと「はい、駒東に行きたいんです」と答えた。サピは好きだし、仲間も先生も面白いから、ゲラゲラ笑っちゃう。テンポ良いやりとりや濃密な授業は気を抜けないが、楽しいのだろう。本心だと思うが、不安が無いはずがない。だから体調も改善しない。やめさせる? やめたら治る? 悩む。何より勉強不足だが、駒東の過去問には闘志をもやし、背中にメラメラと炎が見えるようだった。
1月 あと10点上げたい
いつ不調になるか分からないので、やることを吟味し、かなり絞り込んで学習。以前ほどひどく寝込むことは減ったが、数日元気のあと半日ダウン。1月も10日間不調。でも、なぜか楽しみにしていた修学旅行も駒東体験授業も行けたし、本番だけは大丈夫と願う。
2月1日 受験当日
3日前も寝込んでいた。当日朝、恐る恐る「起き上がれる?」「うん、大丈夫! 頭全然痛くない!」やったー! 願いが叶った。メッセージ入り「学習のポイント」をお守りに受験会場に出発。
2月2日朝9時 合格!
思い返すと、息子は総じて、焦らず腐らず、希望を失わなかった。合格以来、憑き物が落ちたように毎日元気。でもまた調子を崩しても良いと思っている。誰にでもいろんな波がある。その波に乗るように過ごせばよいのだ。もっと早く気づけなくてごめんね。受験生の皆さんと御家族が、無理をせず元気に過ごせること、それが一番大切だと思います。(2月2日の安全校は途中不調で不合格。)
2025年度中学入試 受験体験記 |
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